どんなエリア?
十日町エリアは信濃川の東側に広がる織物と農業を柱として形成された地域です。市街地では周辺の集落から人とモノが集まり、定期的に市が開かれていました。冬の節季市ではその名残を感じることができます。河岸段丘面の平らな地形を利用した稲作のほかに、花卉、きのこなど、複合的な農業が行われています。地場産業である織物の文化も街の随所に見ることができます。
歴史
昭和50年代の発掘調査によって、十日町中条地区にある笹山遺跡から現在国宝に指定されている火焔型土器が出土しました。火焔型土器は今から約4500年ほど前の縄文時代中期に制作されたと推定され、取っ手が燃え盛る炎のように立ち上がり、その形、文様は日本の原始美術を代表する作品として芸術的にも高く評価されています。十日町市博物館では火焔型土器を当時の生活とともにご覧いただくことができます。