7/6限定 MADアーキテクツ・早野洋介と建築史家・市川紘司の対談を聴講し、 大地の芸術祭の建築作品を巡るワンデーツアー

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中国の現代建築をリードするMADアーキテクツ。今回、代表のマ・ヤンソンとともにMADのパートナーを務める日本人建築家・早野洋介さんを招き、中国の現代建築に詳しい建築史家・市川紘司さんとの対談の機会をつくりました。併せて、MADの日本での代表作・清津峡渓谷トンネルをはじめ、越後妻有の建築作品群を巡る特別ツアーを開催。総合ディレクター北川フラムによる、芸術祭と建築の関わりについての解説付き。

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9:20 越後湯沢駅(東口バスターミナル)集合/出発(7:48東京駅発9:07越後湯沢駅着推奨)
30分
9:50 清津峡渓谷トンネル見学+対談聴講(早野洋介+市川紘司)
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」
【対談聴講:早野洋介+市川紘司】

中国の現代建築をリードするMADアーキテクツ。カナダの「アブソリュート・タワー」や、現在建設中の「ルーカス美術館」など、彼らのグローバルなデザイン活動は、アジアのみならず世界の建築の新しい潮流をつくり出しています。今回、代表のマ・ヤンソンとともにMADのパートナーを務める日本人建築家・早野洋介さんを招き、中国の現代建築に詳しい建築史家・市川紘司さんとの対談の機会をつくりました。併せて、MADの日本での代表作・清津峡渓谷トンネルをはじめ、大地の芸術祭の里に点在する、建築家による作品群をピックアップした特別ツアーを開催します。昨年大幅なリニューアルをした越後妻有里山現代美術館MonETでは、総合ディレクターである北川フラムによる、大地の芸術祭と建築の関わりについて解説いたします。
- 世界最小の能舞台
ドミニク・ペロー「バタフライパビリオン」
作家からの提案は、能や狂言の舞台にもなる「あずまや」。蝶の翅や万華鏡をイメージして、屋根には反射する素材が選ばれた。里山の風景と舞台上の演者の美しい装束を視覚的に重ねようという意図だ。雪深い当地の気候を考え、冬は屋根を垂直にたたんで雪に備えることができる。
13:00 昼食
- 十日町情報館【設計=内藤廣】
- 越後妻有里山現代美術館 MonET
原広司+アトリエ・ファイ建築研究所「越後妻有里山現代美術館MonET」
越後妻有は豊かな自然にめぐまれているが、この敷地の環境は、街なかであり、特殊な条件下にあります。まず施設自体が空間的魅力を持つこと、そして自らが集客力を生み出すという建築的特性を持つことを目指した。そこで建築それ自体が自然を包括したものとして存在するより他にないと考え、自然のひとつとして「池」を選択しました。囲い込みプランとした場合に純粋幾何学形態である「正方形」は他の形態よりも圧倒的に美しく、この敷地において雑然とした街並みの中で景観の調整子としての役割を果たします。また、表現としてコンクリート打放し仕上げとガラスを多用し、「静かなたたずまい」を呈した様相は、外界から切り離された別世界を実現し、内部空間に配置された幾つかの室は、「建物の中の建物」となり、「入れ子」の構造になっています。これは日本の伝統として寺や神社の聖なる場所に見いだされる建築の造り方でもあります。2003年十日町ステージ 「越後妻有交流館・キナーレ」として誕生した同建築の一部が、2012年に「越後妻有里山現代美術館[キナーレ]」として生まれ変わり、2021年に再び改修。さらに「越後妻有里山現代美術館 MonET」に改称し、リニューアルオープンしました。
- まつだい「農舞台」
MVRDV「まつだい『農舞台』」
オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物は、建物や部屋それ自体が、複数の作家がデザインしたアート作品になっています。ギャラリー、食堂を併設しているので、アート巡りの情報収集や、松代の旬の食材を使ったお食事やカフェとしてもご利用いただけます。
- 米の家
チャン・ユンホ(張永和)+非常建築「米の家」
稲作が越後妻有地方の最も重要な産業であること、そして、我々も米文化を背景とする建築家であることから、我々は、来訪者と地域で農に携わる人々双方が、田んぼの中で休憩し景色を愛でる場所を提供するための建築的作品を創り出した。金属のグレーチング製の「米の家」は、遠くから見ると絵画のフレームとなり、近づくと2つの椅子が備えられたパヴィリオンになる。「米の家」は人々に四季の移り変わりを強く感じさせるだろう。春にはその姿を水に映し出し、夏には金色に輝く稲穂の波の上に浮かび、秋には刈り取った稲の茎とともにしっかりと地面に突き刺さり、そして冬には雪に埋もれるのだから。しかし、真冬でもその姿がすっかり消えてしまうことはない。本体上部に載っている10分の1の大きさの回転するミニチュアがいつも突き出ていて、もうすぐ来る春を人々に思い起こさせるからだ。(作家コメントより)
イリヤ&エミリア・カバコフ「手をたずさえる塔」
民族・宗教・文化を超えたつながり、平和・尊敬・対話・共生を象徴する塔。塔上のモニュメントは、問題が生じたとき、良いニュースがあったときなど世界情勢に呼応して色が変わります。
【設計=イリヤ&エミリア・カバコフ、利光収、田尾玄秀】
17:40 まつだい駅(途中下車可)
18:40 越後湯沢駅着/解散(19:07越後湯沢駅発20:12東京駅着推奨)

開催概要

日程 7月6日(水)
料金 16,000円(バス料金、昼食、ガイド料、保険費用、作品鑑賞パスポート)※パスポートは11月13日までご利用可
締切 7月3日(日)※延長しました(6/30更新)
始点/終点 越後湯沢駅
交通手段 バス
主催 NPO法人越後妻有里山協働機構
共催 企画:株式会社アートフロントギャラリー
備考

最小催行人数10名

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