築約140年のけやき造りの民家を利用した郷土資料館です。豪雪地帯特有の重厚な建物で、松代の暮らしに密着した民具や資料を展示しています。 江戸時代末期に建てられた、けやき造りの母屋(木造2階建)は、約10mもの大黒柱と梁で支えられています。豪雪にも耐えうる重厚な造りで、囲炉裏や座敷、茶の間、客間などが当時のまま残っています。 国の重要文化財「松苧神社」の資料や、「にほんの里100選」に選ばれた棚田の映像、雪国の生活用具などを展示しています。このほか、住民から寄贈された約2,000点の民具を収蔵しており、やすらぎの空間で、古き良き松代の歴史と文化を体感してください。
かつて春に採った山菜を乾燥させたり、秋に取ったきのこを瓶づめにした保存食は、畑や田んぼから作物を収穫できない冬に大事に食べられ、豪雪地の食を豊に彩っていました。今では作り手も少なくなってきた保存食をテーマに地域のリサーチを行い、暮らし、生業を軸とした季節のつながりや多様性をひもときます。
日程:2026/1/25(日)-3/22(日)
時間:10:00-17:00(最終入館16:30)
場所:まつだい郷土資料館
料金:「越後妻有の冬 2026」共通チケット(一般2,000円 / 小中学生800円)、または「冬のフィールドミュージアム券」(一般1,200円 / 小中学生600円、または個別鑑賞券(一般400円 / 小中学生200円)※3月9日(土)以降は、「越後妻有の冬 2026」共通チケット、「冬のフィールドミュージアム券」はご利用いただけません。ご来館の際は、まつだい郷土資料館の個別鑑賞券をお求めのうえご入場ください。
予約:不要
「しりょう」から広がる摩訶不思議な物語
人々の営みや伝承、土地の風景や歴史を題材に発表を続ける作家による、郷土資料館での展示。テーマとなるのは「しりょう」という言葉と、資料館の歩みだ。ドローイングや立体作品といった館内展示を通じ、「資料」という言葉そのもの意味や役割、価値について考察。そして「史料」「飼料」「試料」「死霊」……同音異議の言葉へ展開しながら「館内の展示品や施設に異なる視点と気づきを発生させ、場所に潜む固有の物語を炙り出していく」(作家コメント)。
Photo by Kanemoto Rintaro
Photo by Hashimoto Takao
Photo by Hashimoto Takao
| 営業時間 | 10:00~17:00 (最終入館16:30) ※火水定休(火水が連続で祝日が2日以上続く場合は翌営業日を振休) ※年末年始休館:12/23(火)~1/8(木) |
|---|---|
| 電話番号 | 025-597-2138 |
| 料金・入館料 | [郷土資料館個別鑑賞券]一般400円、小中200円 [まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券]一般1,200円、小中600円 ※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売 |
| 住所 | 新潟県十日町市松代3718 |