いよいよ来週末から大地の芸術祭プログラム「越後妻有 2025 夏秋」が始まります。3年に1度のトリエンナーレ会期中に劣らない数の企画展・イベントやワークショップを開催します。今回は、企画展を抜粋してそれぞれの魅力をご紹介いたします。
昨年体験型企画展として賑わったMonETの回廊では、BankART1929のディレクションによる企画展を開催します。中央の池と吹き抜けを特徴とした原広司建築のなかで、音を奏でる作品や風に誘われてそよぐ作品などが公開されます。オーケストラのように一体化し、爽やかな空間をお楽しみください。
【場所】越後妻有里山現代美術館 MonET 回廊
【キュレーター】BankART1929
【参加作家】山本愛子、松本秋則、井原宏路、牛島達治
【会期】2025/7/19(土)~11/9(日)祝日を除く火水以外
【時間】10:00-17:00(最終入館16:30)※ライトアップは21:00まで
【料金】回廊は無料 ※作品によっては体験料があり
里山、棚田が広がるフィールドミュージアムを舞台に、人々が長い間自然に働きかけてきたことにより成立する、関係性、構造物、固有の環境。そうした素材が本来の文脈や機能から切り離された状態で再構成され、作品として展示されます。狩猟免許をもつ作家・狩野哲郎は、鳥という「他者の視点」の存在を意識しながら、インスタレーションを構成します。
【場所】まつだい「農舞台」フィールドミュージアム
【会期】2025/7/19(土)-9/29(月)
【料金】まつだい「農舞台」フィールドミュージアム入館料一般1,200円、小中学生600円、もしくは共通チケット
子ども五感体験美術館として、昨年リニューアルオープンした奴奈川キャンパスでは、思い出の服や古布から記憶を紡ぐカーテンのインスタレーションが誕生。来場者はカーテンを触って、動かすことができ、体験型編み機で布の構造(縦糸・横糸)を学ぶことができます。会期中には作品制作のワークショップや古布を用いた編み物のワークショップも開催します。
【場所】奴奈川キャンパス
【会期】2025/7/19(土)-11/9(日)
【料金】奴奈川キャンパス入館料600円、小中学生300円、もしくは共通チケット
今年の妻有アーカイブセンターでは2009年から深い繋がりがあり、同施設にアトリエを置く川俣正による2つの新たな作品を公開します。「KAWAMATA PROJECT DOCUMENT VIDEO」では、ワーク・イン・プログレスの制作スタイルで作品展開してきた作家の、これまでのプロジェクトのドキュメント映像を体育館にプロジェクション。「TREE HUT PROJECT」では、作家が世界各地で展開してきた樹木に小屋のようなオブジェを設置するプロジェクトを、自然豊かな十日町で展開させます。
【場所】妻有アーカイブセンター
【会期】2025/7/19(土)~8/31(日)の土日祝
【料金】奴奈川キャンパス入館料600円、小中学生300円、もしくは共通チケット
2025年香港ハウスの企画展では、落下する水滴の反響音を楽しむための仕掛け・水琴窟を題材としたサウンドインスタレーションを公開します。あわせてオープニングイベントも開催されます。
【場所】香港ハウス
【会期】2025/7/19(土)~8/31(日)祝日を除く火水定休、9/1(月)~11/9(日)の土日祝
【時間】10:00-17:00(最終入館16:30)※10月以降16:00閉館
【料金】香港ハウス・上郷クローブ座入館料一般600、小中学生300円、もしくは共通チケット
住所 | 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1, 71-2 越後妻有里山現代美術館 MonET |
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TEL | 025-761-7767 |
info@tsumari-artfield.com |