【FC越後妻有】退団選手のお知らせ

2025/2/10

お問い合わせ窓口

日頃より、FC越後妻有に暖かく力強いご支援ありがとうございます。2024年シーズンをもって4人の選手が退団することとなりましたのでお知らせいたします。
【退団選手】
#9  石渡美里
#21 小林舞
#22 髙橋咲希
#24 中島桃愛


選手コメント

#9 石渡美里

いつも温かいご声援、ありがとうございます。今しかない子どもとの時間をもっと大切にしたいという気持ちから、2024シーズンをもって引退を決意しましたので、この場を借りてご報告させていただきます。
選手が少ない状況の中でも、ともに汗を流した仲間、練習や試合に心良く参加させてくださった十日町SC JACKさん、温かく応援し続けてくださった十日町サッカー協会、地元の皆さんがいたからこそ、FC越後妻有の選手として9年間走り続けることができました。長年の夢だった「FC越後妻有として試合に出場した日」。そして妊娠・出産後に選手として復帰し、息子とともにピッチに立ってゴールを決めたあの瞬間は、私の一生の宝物です。
子育てや仕事とサッカーを両立させる難しさに直面する中で、家族や地元の方々、クラブからの理解と支えがあったからこそ、復帰後もピッチに立ち続けることができました。振り返ると、山あり谷ありの連続で、悔しさや涙に暮れた日々もありましたが、「サッカーが大好き!」という気持ちが私を支えてくれました。また、私がこのチームを続けてきた理由の1つは、「FC越後妻有がサッカーをやりたい誰かにとって、サッカーができる場所であること。そして、みんなが笑顔で大好きなサッカーを楽しめる場所を作ること。」少しはそんなチームに貢献できていたら幸いです。
FC越後妻有がこれからさらに輝きますように、陰ながら応援していきたいと思っています。最後に、これまでFC越後妻有に関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。これからも応援よろしくお願いいたします。

#21 小林舞

2025年1月末をもちまして、FC越後妻有を引退しました。
私はFC越後妻有に入団するまでサッカーをしたことがありませんでした。不思議な縁でこの越後妻有でサッカーを始めて、気つけば5年が経っていました。自分の人生の中でサッカーがこんなにも大きくて大切な存在になるとは思っていませんでした。いつでも温かく見守ってくださったサポーターの皆さまに心より感謝申し上げます。試合に出場する機会は少なかったのですが、出場する際にはたくさんのご声援をいただきました。その声が力になり、ピッチの上で頑張ることができました。
サッカーだけではなく、田植えや草刈り、そして稲刈り。高圧洗浄機で作品を清掃したと思えば、ヤギの世話もする。そして冬は除雪もする…こんな経験ができるサッカーチームは他にないと思います。たくさんの経験をさせていただき本当に感謝しています。
引き続き越後妻有で暮らし、「大地の芸術祭」の運営をしていきます。5年間、本当にありがとうございました!これからもFC越後妻有の応援をよろしくお願いいたします!!

#22 髙橋咲希

2024シーズンでFC越後妻有を退団することを決めました。
まず初めに、サッカーと仕事を両立できる環境を整えてくださったNPO法人越後妻有里山協働機構の皆さんに、心から御礼を申し上げます。社会人として右も左も分からない状態から、一から育てていただきました。仕事に向き合う姿勢、熱意、誠意、努力——感謝してもしきれないほど、社会人としてのすべてを教えていただきました。あたたかく見守ってくださり、本当にありがとうございました。5年半にわたり、FC越後妻有の選手として活動してきました。私は高校時代に苦い思いをし、一度サッカーを辞めています。それでも心の奥底で諦めきれなかったサッカーへの想いを、運よくFC越後妻有で叶えることができました。小さい頃は恥ずかしくて誰にも言えませんでしたが、サッカー選手になることが夢でした。
FCの選手としての日々は、どんな言葉でも表せないほど素晴らしい時間でした。チームの創成期から土台を築いてくださった方々、見送ったチームメイト——誰一人として欠けていたら、今日までの景色を見ることはできませんでした。在籍選手、監督、サポートメンバー、スタッフと過ごした毎日が、私を成長させてくれました。心から感謝しています。加入前から今に至るまで、FC越後妻有は世界で一番魅力的なクラブだと思っています。

応援してくださるサポーター、地域の皆さんへ。
選手として大きな活躍はできませんでしたが、それでも頑張る意味を与えてくれたのは、皆さんの生き生きとした表情でした。今までサッカーが身近ではなかった方々が、一生懸命に声を出し、オリジナルの応援歌まで作って駆けつけてくださる姿に、何度も胸を打たれました。もともとサッカーが好きで、ユニークなこのチームにたどり着いてくださったサポーターの皆さんが興味を持ち続けてくださることは、FC越後妻有の一員として活動するやりがいでもありました。これからは、私も皆さんの応援の輪に加わることができたら嬉しいです。
サッカー・農業・芸術祭。エスコートシニアという私たちらしさ全開の試合イベント。自分たちで育てたお米を売ること。作家さんと一緒に作品を制作したこと。気持ちを込めて仕事をすること。全力で駆け抜けた5年半は目まぐるしく、数えきれないほどの思い出があります。
こんなにも熱狂的で魅力的な毎日は、これから先も後にも、もう二度と味わえないのではないかと思います。越後妻有の街並み、暮らす人々——ここで過ごしたすべての時間に、温もりと優しさを感じていました。与えてもらったものばかりですが、この地域が持つ魅力を、私自身も少しでも身につけられていたら嬉しいです。関わってくださった皆さん。本当に、本当にありがとうございました。これからも変わらず、FC越後妻有、大地の芸術祭を応援していただけたら嬉しいです。

#24 中島桃愛

専門学校卒業後、奈良県から「新潟県十日町市」という聞いた事もない地域にきて、昨年開催された「大地の芸術祭」に関わり、初めての農業や大好きなサッカーができてとても幸せでした。
次のステージでは、16年間続けてきたサッカーからは離れ、今挑戦している新しい事に対し、サッカーでしか味わってこなかった「楽しさ」や「嬉しさ」そして「悔しさ」などを感じつつも、私らしくこれからも挑戦していきたいと思います。そして、今までの自分以上にレベルアップした自分自身と出会えるように日々成長を楽しみながら笑顔で頑張っていきたいと思います。
最後になりましたが、短い間でしたが応援ありがとうございました。これからもFC越後妻有の応援をよろしくお願いします。


Photo Nakamura Osamu

FC越後妻有
「大地の芸術祭」から派生した本プロジェクトは、NPO法人越後妻有里山協働機構の社員としてサッカーをしながら、里山で暮らすライフスタイルの提案であり、大地の芸術祭運営のほか、過疎高齢化で担い手不足の棚田を「まつだい棚田バンク」を通して維持する、日本全国見渡しても類を見ない、先駆け的なプロジェクトです。10周年を迎える2025シーズン、協働する仲間も募集しています。

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まつだい棚田バンク

十日町市の松代エリアを中心に、過疎高齢化で担い手のいなくなった棚田を維持するために、会員(棚田オーナー)を募り、お米づくりをする制度。毎年田植え、草刈り、稲刈り体験イベントを開催。会員になると任意でイベントに参加でき、秋には棚田米を受け取ることができます。FC越後妻有コースでは、通常の棚田バンク会員の内容に加え、応援グッズがもらえるほか、FC越後妻有イベントにご参加いただけます。

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