アーティストが地域と交流を深めて作品を展開する《赤倉の学堂》と《アケヤマ-秋山郷立大赤沢小学校-》の書籍が発売開始。作品制作に関わった集落とアーティストの思いやリサーチの様子を記録しました。ぜひ、お手に取って「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」を振り返るとともに、越後妻有地域をさらに深堀りしてみてください。
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」より旧赤倉小学校にて作品を展示するナウィン・ラワンチャイクンが、赤倉集落の方々に送った3通の手紙の日本語訳をまとめて収録。赤倉集落との関わりへの思いや、作品《赤倉の学堂》の展示経験が、ナウィンの現在の作家活動に活かされていることを重層的に理解できる一冊。
山の共有地を意味する「明け山(あけやま)」から名付けられたこの施設は「人間の生活の力を再び手に入れるための学校」を目指し、7人のアーティストが作品を展開する。現地での徹底的なフィールドワークによって生まれた作品たちに込められた意味や、秋山郷の捉え方を提案する一冊。作品内に展示されたテキストのほか、ティム・インゴルド氏、白水智氏の講演テキスト(一部抜粋)などカラー写真含む全70ページで、さらに違う視点からアケヤマを深堀りすることができる。
住所 | 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1, 71-2 越後妻有里山現代美術館 MonET |
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TEL | 025-761-7767 |
info@tsumari-artfield.com |