運営 / 越後妻有の舞台裏から
13 August 2020
2016年からスタートした中国ハウスプロジェクト。今年度は、新型コロナウイルスの影響を受け、アーティストの滞在制作はできませんでしたが、この夏、中国から作品を届けてくれました。展覧会を企画したHUB ARTより、「『風の記憶』というテーマを通して、時空の枠を超えて、アートで日本と中国の両国をつなぎたい」と、メッセージをいただいています。
展覧会は8月8日(土)にオープンし、16日(日)まで期間限定公開します。ここでは、5組の若手アーティストによる各作品をご紹介します。ぜひこの機会に、奴奈川キャンパスへ足をお運びいただき、”風”を体感してください。
Photo by NAKAMURA Osamu
教室の入り口から窓辺まで配置した五重の暖簾にイラストが描かれています。暖簾は風で揺れ、窓の外の集落の風景が透けてみえます。夏の風を軽やかな質感で表現します。
Photo by NAKAMURA Osamu
作家の成長過程にまつわる物を冷凍し写真に収めた作品。昔の恋人の証明写真やお爺さんの時計などの記憶が冷凍保存されています。
Photo by NAKAMURA Osamu
ネコの「三喜」(サンシー)を通して、アモイの生き生きとした様子と、東南アジアとの間の交流から生まれた昔ながらの地域の特徴を再現。ゴム版画の体験コーナーも。映像を見ながら作品づくりに挑戦してみてください。
Photo by NAKAMURA Osamu
杭州の出版社によるアートブックを展示公開します。本の素材や質感もあわせて、お楽しみください。
作家が2018年夏に越後妻有を訪れた際に、サウンド付き記録映像を制作。その作品をモニターで上映します。数分間、ゆっくりとした”旅”を体験してみてください。
Photo by NAKAMURA Osamu
中国の子供たちの描いた絵が、奴奈川キャンパスに届きました。絵にはそれぞれ、作者の名前と年齢が記されています。
直接の交流ができない今、ぜひ、ハガキにメッセージをかいて、絵を描いた子供たちに届けてみませんか。
オープン4日目、すでにたくさんのメッセージをいただいています。Photo by NAKAMURA Osamu
中国ハウスプロジェクト
2016年からスタートした中国ハウスプロジェクト。中国のアーティストが滞在制作し、集落と交流しながら、作品やプロジェクトを展開しています。2018年には、奴奈川キャンパス近くの空家をリニューアルし「中国ハウス」としてオープン。以降継続的に活動しています。
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