越後妻有 MonET 連続企画展Vol.10
「宮坂了作 ART 75歳」

開催概要

越後妻有里山現代美術館 MonETにて2023年より開催している連続企画展。会期毎にゲストキュレーターがアーティストを選定し、展覧会を開催しています。


連続企画展開催によせて

大地の芸術祭は、美術を契機に地域を活性化すべく活動を行ってきました。更なる地域に根ざした芸術祭にしていくため、地域と芸術の新しい可能性を探り、未来を担う作家と出会い、新たな協働を生み出していきます。越後妻有里山現代美術館 MonETでは、ゲストキュレーターが広く今後の美術をひらいていくアーティストを選び、2か月ごとに個展を行います。2023年から長期にわたる連続企画展シリーズとして開催しています。

北川フラム(大地の芸術祭総合ディレクター)


開催概要

【ゲストキュレーター】椹木野衣(美術批評家)
【会期】2026年4月11日(土)~6月14日(日) 
【料金】一般1,200円/小中600円

※祝日を除く火水定休 ※5/7(木)は休館
※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む。

宮坂了作は1950年に長野県諏訪市の米農家に生まれました。1974年にカリフォルニア芸術大学を卒業、帰国後は郷里で農業に従事する傍ら不動産業を営み、農業委員、木遣等伝統文化の継承など地域の活動にも熱心に取り組みながら創作活動を続けるユニークな経歴の持ち主です。
在学中に師であり世界的芸術家のアラン・カプロー氏から自身の創作の原点を問われ、「Farmer(本人訳:百姓)」と答えて以来、今日まで大地に関わる作品を発表してきました。
本展では、未公開作品を含む初期の《地図の絵画》や近年の《植物文字》に加え、昨年、越後妻有において田植えと稲刈りの時期に描かれた新作を公開いたします。ゲストキュレーターの椹木野衣氏は「宮坂の美術家としての活動は一貫して、「Art(美術)」と「Agriculture(農業)」のふたつの「A」を「Revolutionary(価値転換的)」に結びつける「Techne(技術)」からなっており、その意味で私たちの「ART」をめぐる価値観に新たな転換をもたらすもの」と語り、今回の展示タイトル「ART」へとつながります。
長野県外での大規模な個展は75歳にして初めてとなる宮坂了作。この貴重な機会をぜひお見逃しなく。

関連イベント

アーティストギャラリートーク
開幕初日、作家とゲストキュレーターによる作品解説を行います
日時|4月11日(土)13:00~
場所|企画展示室
参加費|無料(入館料が必要)

育てて食べるワークショップ「みんなで種をまこう」
型の中に種をまき、文字の形に苗を育てます
日時|5月9日(土)13:00~
場所|MonET周辺
参加費|無料

育てて食べるワークショップ「みんなで地球を食べよう」
育った苗を収穫して、みんなで食べましょう
日時|6月13日(土)13:00~
場所|回廊コミュニティスペース
参加費|無料(入館料が必要)

順次、お申込受付を開始します。


「宮坂了作の世界」展示風景(2021年 茅野市民ギャラリー)撮影:立川玄八

《植物文字》(2022年)

《地図(始まり)》


作家プロフィール

宮坂了作(現代美術家)
1950年生まれ、長野県諏訪市出身。1971年、高松次郎塾の第一期生として入塾後、翌年カリフォルニア芸術大学(Cal Arts)に留学し、「ハプニング」の提唱者であるアラン・カプローに師事する。カプローより自らの原点を問われ、農家に生まれた自分にとってそれは「農業」にあると思い至り、同年焼畑農業の手法で大自然の循環を示した《A・ファイヤーフェスティバル》を実施。74年に帰国した後は、高度に応じて大地の色を塗り分ける地図の絵画を多く手がけている。近年は文字の形に植物を育て、食べる《植物文字》シリーズなども展開している。主な展覧会に「在る表現-その文脈と諏訪 松澤宥・辰野登恵子・宮坂了作・根岸芳郎」(2016年・茅野市美術館)、「天竜川に水を注ぐ」(2022年・中川村アンフォルメル美術館)、「ハプニング 再制作 宮坂了作 74歳 肉体」(2024年・松本アートセンター)、「信州から考える 絵画表現の50年」(2025年・長野県立美術館)など。

ゲストキュレータープロフィール

椹木野衣(美術批評家)
1980年代末から美術を中心とする評論活動を始める。主な著作に『シミュレーショニズム』(増補版、ちくま学芸文庫)、『後美術論』(第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞、以上、美術出版社)など多数。『日本・現代・美術』(ちくま学芸文庫)と『戦争と万博』(講談社学術文庫)が昨年夏に文庫化、先の2冊に続く震災三部作の長編評論『末世の芸術 来たるべき無人類のために』(美術出版社)が昨年12月に刊行された。ゲスト・キュレーターとして「アノーマリー」(レントゲン藝術研究所)、「日本ゼロ年」(水戸芸術館)、「平成美術 うたかたと瓦礫(デブリ)1989-2019」(京都市京セラ美術館)など。

photo by Fujita Ryuhei


越後妻有MonET連続企画展 概要

Vol.1 2023年7月1日(土)~8月27日(日)
マテリアルショップカタルシスの岸辺  十日町店 &『死蔵データグランプリ2022-2023』記録展
作家:カタルシスの岸辺
ゲストキュレーター:椹木野衣(美術評論家)

Vol.2 2023年9月9日(土)~11月5日(日)
版画報、道が動く
作家:松元悠
ゲストキュレーター:保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター(館長) )

Vol.3 2023年11月18日(土)~12月24日(日)
続・並行小舟唄 翠のうつわ
作家:竹﨑和征+西村有
ゲストキュレーター:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)

Vol.4 2024年1月13日(土)~3月10日(日)
リバース ストリング
作家:田中藍衣
ゲストキュレーター:檜山真有(キュレーター/リクルートアートセンター)

Vol.5 2024年4月13日(土)~6月9日(日)
腰が重い
作家:出津京子
ゲストキュレーター:保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター(館長) )

Vol.6 2024年11月23日(土)~2025年1月13日(月祝)
ここには危険がいっぱい
作家:光岡幸一
ゲストキュレーター:檜山真有(キュレーター/リクルートアートセンター)

Vol.7 2025年1月25日(土)~2025年6月22日(日)【展示期間延長】
無色の人
作家:三宅感
ゲストキュレーター:椹木野衣(美術評論家)

Vol.8 2025年9月27日(土)~2025年11月30日(日)
「あなたたちとのむ、かごの中」
作家:大野綾子
ゲストキュレーター:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)

Vol.9 2026年1月24日(土)~3月22日(日)
「THE NEVER ENDING BUILDING」
作家:倉知朋之介
ゲストキュレーター:保坂健二朗(滋賀県立美術館 ディレクター(館長) )

Vol.10 2026年4月11日(土)~6月14日(日)
作家:宮坂了作
ゲストキュレーター:椹木野衣(美術評論家)

Vol.11 2026年6月27日(土)~8月31日(月)
作家: 肥後亮祐
ゲストキュレーター:檜山真有(キュレーター/リクルートアートセンター)

Vol.12 2026年9月12日(土)~11月23日(月祝)
作家:臼井良平
ゲストキュレーター:塚本麻莉(高知県立美術館主任学芸員)

開催概要

日時 Vol.10 2026年4月11日(土)~6月14日(日)
※祝日を除く火水定休 ※5/7(木)は休館
10:00-17:00(最終入館16:30)
場所

越後妻有里山現代美術館 MonET

料金
一般1,200円/小中600円
※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む。

関連情報

関連イベント

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