北川フラム塾 第37回 地域芸能・文化のアートによる伝承

開催概要

北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。

前回の「北川フラム塾 地域芸術祭のつくられ方」(2020年8月~2021年8月)では、「大地の芸術祭」を軸に、農・食・アート・地域づくりプロジェクトに関する勉強会と、現地での作品制作や田植え等のワークショップを開催いたしました。

今回の「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。


<プログラム>

北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ 第37回 【パフォーマンス&ドキュメンタリー上映】地域芸能・文化のアートによる伝承 ゲスト:Torus vil.(佐藤公哉、横手ありさ、川村祐介)、ジェイコブ・モー

今回のフラム塾では、初のとなるアーティストによるパフォーマンスをご覧いただきます。前半は先日閉幕した「北アルプス国際芸術祭2024」の参加作家、Torus vil.による、郷土芸能のリサーチをもとに生み出されたパフォーマンスの紹介とその一部を実演いただきます。後半は、ギリシャのアーティスト、ジェイコブ・モーさんをお迎えし、「海とともにあり、海から見る未来」をテーマとした短編ドキュメンタリー(日本語字幕付き)の上映と、彼がこれから行う瀬戸内海でのリサーチプランについてお話しいただきます。ぜひ現地会場にてアーティストによる演奏、ドキュメンタリー上映とトークをお楽しみください。

※今回の北川フラム塾では生演奏によるパフォーマンスがございます。アーカイブ映像の配信も予定していますが、現地会場でのご参加をおすすめします。

ゲスト:Torus vil.(佐藤公哉、横手ありさ、川村祐介)

音楽家の佐藤公哉が主宰する、長野県松本市を活動拠点とした音楽プロジェクト。日本各地の郷土芸能や伝承歌を取材し、新たな音楽を創発する「MIKUSA PROJECT」などを継続している。

2023〜2024 岩手県事業「三陸のひと・芸能・風土と出会うアーティスト・イン・レジデンス」「佐藤公哉ミニライブwith大宮神楽」(岩手県 田野畑村)、2021〜2024 信州アーツカウンシル支援事業「MIKUSA PROJECT (ミクサ・プロジェクト)」(松本市 信毎メディアガーデン ほか長野県各地)、2021三陸国際芸術祭2021『髪長姫ーアジアが紡ぐ笛ものがたりー(東京2020文化オリンピアード)』(岩手県陸前高田市 奇跡の一本松ホールより配信)、2021文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」アーツライブいわて『ひかりにふれる、海をみる』(Youtube 配信)、2015「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」中市街地プロジェクト「サウンドダイアログ」(新潟県 十日町市)

《NEO KAGURA》

大町市「八王子神社」の前宮(神楽殿)にインスパイアされた新作パフォーマンス公演。南信州・天龍村大河内の「霜月神楽」、岩手県・田野畑村の「大宮神楽」など、これまでに稽古し創作に繋いできた芸能に加え、八王子神社で伝承される神楽も新たにリサーチした作品。伝承の中で、時代に合わせて演目を発展させて来た神楽の姿に着目し、ダンサーの大宮大奨たち気鋭のアーティストと共に、現代の視点で新たな神楽を生み出す。

photo by Hirabayashi Takeshi

ゲスト:ジェイコブ・モー

ギリシャのキクラデス諸島の視覚文化と地域記憶に特化したプロジェクト、Archipelago Network創設者、研究員。社会科学の方法論と芸術的実践、そしてストーリーテリングとアドボカシーを組み合わせながら、木造船の造船・漁業・航海という三つの領域の歴史的足跡と再生の可能性を辿り、多島美の広がる海沿いの共同体における社会的・環境的回復力につながる伝統的知識に着目している。

海の工芸: 変わりゆくエーゲ海の海洋遺産

Markos Drossos & Santorini Archive Project via Archipelago Network


<詳細・お申込み>

[日時]
2024年11月27日(水)19:30~21:20(19:20開場)

[開催場所]
・現地参加:アートフロントギャラリー/ 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟)
・Zoom参加:お申し込み後リンクを送付致します。

[参加費]
・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円

*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
*会場参加は通し参加者優先の先着とし、人数制限がございます。

[通年参加の定額プラン]:年会費22,000円
毎月1回、年12回のイベント(毎月第2月曜日に開催予定、ゲストの都合で変更あり)にご参加いただくことができ、お好きなタイミングにアーカイブ動画をご覧いただけます。
※会場参加は、通し参加者優先の先着とします。

<アーカイブ>

[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
・第16回 浪越隆雅(株式会社マイファーム)
・第17回 小野塚知二(東京大学特命教授)
・第18回 椹木野衣(美術評論家)
・第19回 木畑洋一(歴史学者)
・第20回 さわひらき・SIDE CORE(アーティスト)
・第21回 西村幸夫(國學院大學教授・観光まちづくり学部長)
・第22回 佐竹右行(元グラミンユーグレナ CO-CEO)
・第23回 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、弓指寛治(「奥能登国際芸術祭2023」参加アーティスト)
・第24回  モデレーター:北川フラム
・第25回  佐藤悠(アーティスト)
・第26回 深澤孝史(アーティスト)
・第27回 三尾徹(金融専門家)
・第28回 東浩紀(哲学者)
・第29回 梅田哲也、多田淳之介(「内房総アートフェス」参加アーティスト)
・第30回 暮沢剛己(美術評論家)
・第31回 尾花賢一、竹内公太(「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」参加アーティスト)
・第32回 甲斐賢治(せんだいメディアテークアーティスティックディレクター)
・第33回 モデレーター:北側フラム(磯辺行久の視点から見る越後妻有)
・第34回 ルデル・モー、エカテリーナ・ムロムツェワ(北アルプス国際芸術祭2024)
・第35回 遠藤利克、鵜飼哲(南飛騨Art Discovery参加アーティスト、マルシェ企画/株式会社多美人生開発)
・第36回 モデレーター:北川フラム


過去のフラム塾(第2シーズン)の様子

2021年12月13日木奥惠三

(左)2021年10月11日 南条嘉毅 、川村清志 /(右)2021年11月22日 平田オリザ


過去のフラム塾(第1シーズン)の様子

2020年12月27日小松宏誠作品「Winter Circlet 」清掃・メンテナンスワークショップ

2020年11月1日「オーストラリア・ハウス」秋の会(雪囲い)

2020年10月20日高野ランドスケープを講師に迎えた環境整備ワークショップ

2020年10月3日(土)清水ミュージアムでの川俣正作品制作ワークショップ

2020年9月13日(日)カサグランデ&リンターラ建築事務所作品「ポチョムキン」清掃ワークショップ

2020年8月30日(日) 稲刈り体験ワークショップ

8月22日(土)作家・鞍掛純一との松代城清掃ワークショップ

8月22日(土)作家・鞍掛純一と作品「大地のおくりもの」を彫るワークショップ

7月24日(金)作家・淺井裕介と作品「チョマノモリ」清掃ワークショップ(photo by YONEAYMA Noriko)

開催概要

日時 2024年11月27日(水)19:30~21:20(19:20開場)
場所

アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟

料金 ・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円
・通年参加:22,000円(定額プラン制)
※今回の北川フラム塾は生演奏によるパフォーマンスがございます。
※アーカイブ映像の配信も予定していますが、現地会場でのご参加をおすすめします。
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