七色の声を自在に操り、ノンジャンルの独自の音楽世界を築き上げてきたヴォイス・アーティスト、おおたか静流（2022年9月5日永眠）。2009年の絵本と木の実の美術館の立ち上げ以前から、数々のパフォーマンスを展開してきました。また、絵本と木の実の美術館の宣伝部長を名乗り、鉢集落や多くの人を巻き込み、大地の芸術祭や市原湖畔美術館、北アルプス国際芸術祭などさまざまな芸術祭の発展に寄与されました。この夏、美術館では、おおたか静流さんがこれまで歩んできた軌跡とともに、作家・田島征三が想いつくりあげた作品を展示し、それにあわせて1日限りのトリビュートLiveを開催します。

おおたか静流とCD「トペラトトのおどり」や「すっぽんぽん」でコラボレーションした梅津和時率いるこまっちゃクレズマが、この夏、久々に絵本と木の実の美術館に登場です。シズリンの想いを天に、みんなで楽しく歌い踊りましょう！

おおたか静流プロフィール（2022年9月5日永眠）

東京都出身。７歳よりクラシックの声楽家に師事。その後、Jazz、民族音楽の洗礼を受けノンジャンルの世界観に至る。映像、絵画、朗読、ダンスとのコラボレーション等、ジャンルや国境を越えた音楽活動を展開し、即興のワークショップ「声のお絵描き」を主宰。 NHK Eテレのテレビ番組「にほんごであそぼ」にレギュラー出演。
（Photo Nakamura Osamu)

こまっちゃクレズマ／PROFILE

メンバーは梅津和時（sax,cl、vo）、多田葉子（sax,vo）、松井亜由美（vl）、張紅陽（acd）、関島岳郎（tub）、夏秋文尚（ds）。 梅津による日本初のクレズマー・オーケストラ、ベツニ・ナンモ・クレズマーを前身に、旅まわり仕様の小編成の楽隊として1996年に始動。