これは、自然の中の自然を顕在化するだけの、非常にささやかな提案です。この場所は道路に囲まれています。自然豊かな国にある、“汚されることのない自然”と言えます。そこに、色の付いたデッキを敷きます。春には、デッキの間から芽が伸びてきます。夏には、緑がこの場所を覆います。秋にはさびしくなった草花の間からデッキが姿を現します。冬には、雪に覆われ、縁石だけが浮かびます。人々は見え隠れするデッキに気付き、四季を通じて身近で深い自然を感じるでしょう。作品の中に植えられている草花は、集落のあぜ道や民家の庭先に自生しているものです。閉会後も作品は集落によって自主的に運営され、今なお草花が生い茂っています。
作品番号 | N020 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 中里 |
集落 | 重地 |
マップコード | 253310271*15 |
公開期間 | 4月下旬(雪融け後、順次公開)~10月末 |