妻有の棚田を見て、作家は故郷インドネシアを思い出し、田んぼを作品設置場所に選んだ。作家にとって田んぼは、故郷の平和と60年代にバリの人びとが耐え忍んだ紛争の怒り、両義的な意味合いを持つという。田んぼに象徴される平和な美しさの背後には、さまざまなドラマがあるというメッセージがこめられた作品。バリの農家の人びとがつくる伝統的な風車は、妻有の風に吹かれてカラカラとさわやかな音を響かせ、棚田の風景に溶けこんでいた。
作品番号 | N036 |
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制作年 | 2006 |
エリア | 中里 |
集落 | 清田山 |
マップコード | 253280232*81 |
公開期間 | 終了 |