江戸時代の秋山郷で見えたものとは
『秋山記行』は江戸後期の商人・随筆家である鈴木牧之が旧暦1828年9月、1週間にわたり中津川沿いの秋山郷を歩んだ記録で、峡谷や点在する13の集落における衣食住、風俗習慣の見聞きを文章や圖ずで記している。本展示は磯辺が同資料を題材に行う第1弾のプロジェクトである《驟雨がくる前に》を補完する。最初の集落「清水川原」に焦点を当て、鈴木牧之の文章や圖を引用し、中津川の流路変遷調査や感染症(天然痘)とのかかわり、局地気象や水の循環について自然科学的視点からの推考を試み、パネルや映像等で提示。特に、体育館の床一面に敷いた中津川の空中写真と壁面の鈴木牧之の圖は圧巻。2023年制作「越後妻有の風」(赤いパラシュート)と合わせて「驟雨がくる前に」を体感できる。
作品番号 | N088 |
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制作年 | 2024 |
時間 | 10:00~17:00(10・11月は16:00まで) |
料金 | [清津倉庫美術館入館料]一般800円、小中400円 ※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売 |
休館 | 祝日を除く火水定休、冬季 |
エリア | 中里 |
集落 | 角間 |
マップコード | 253254097*18 |
公開期間 | 2024/7/13-11/10(祝日を除く火水定休) |
場所 | 十日町市角間未1528-2 旧清津峡小学校 |