椛田ちひろと椛田有理は姉妹作家。普段はそれぞれで作品発表を行っているが、時に二人組で制作・発表を行う。対話による制作を基本とし、2012年発表の東日本大震災の津波をテーマにした作品《現 ( うつつ ) に奇 ( く ) しく》では、「カタストロフを前にアートは可能か」を模索した。2024年大地の芸術祭発表作品《空知らぬ雪》では、豪雪を文学的に除雪する試みを行う。
主な展覧会に、「断続的対話」(アートトレイスギャラリー / 東京,2009)、「明らかな白」(ギャラリーヴァルール / 愛知, 2012)、「現に奇しく」(ギャラリーG-wings / 石川,2012)、「ゾーンエクリプス」(インスティンク / シンガポール, 2014)、北参道オルタナティブ」(旧バニーコーポレーション / 東京, 2016)、「クラークキーオルタナティブ」(インスティンク / シンガポール,2018)、「14-days Stay Singapore」(インスティンク / シンガポール, 2022)など。