【求人募集】NPO法人越後妻有里山協働機構 まつだい棚田バンクスタッフ募集

2025/3/10

お問い合わせ窓口

『大地の芸術祭』のプロジェクトの一つである「まつだい棚田バンク」での耕作スタッフを募集します。

NPO法人越後妻有里山協働機構”は住民が元気に誇りをもって暮らし、訪れる人々と夢や希望を分かち合える21 世紀のモデル地域をつくることを目的として、2008年に設立されました。拠点となる十日町市を含む越後妻有(えちごつまり)地域では、当社が運営する世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭」が2000年より行われています。当法人は地域の潜在的な魅力をこの芸術祭を中心とした文化・芸術の力と地域・世代・ジャンルを超えた人々の志と協働によって育て、地域のアイデンティティの確立、雇用の創出、里山の保全を図っています。

まつだい棚田バンク

越後妻有地域での耕作放棄を防ぐために棚田の耕作を行うプロジェクトで、2003年に発足。都市部の方々に耕作に関わってもらいながら棚田を保全する“棚田オーナー制度”を活用し、2016年には耕作面積・会員数において日本一となりました。2025年は12ha 約170枚の田んぼの耕作を行います。またプロとしてサッカーをしながら里山で暮らす、FC越後妻有の女子選手たちもまつだい棚田バンクの運営に加わっています。


▼業務内容

「まつだい棚田バンク」が管理する田んぼの耕作スタッフ(募集人数:正社員2名)
①棚田での水稲に関わる農作業全般
②農作業イベントを通して棚田や地域の発信

Photo Kanemoto Rintaro


▼応募条件

現在お勤めの方も遠慮なくご応募ください。年齢や学歴、性別、国籍は問いません。

<必須条件>
・普通自動車運転免許(お持ちでない方は、入社までに取得していただきます)
大型特殊免許所持の場合は、なお可
<求める人物像>
・楽しく協調性をもって行動できる方
・地域の方と積極的にコミュニケーションがとれる方

農業経験のある方、重機・トラクタなどの運転経験がある方、芸術祭が好きな方を歓迎いたします。


▼待遇詳細

勤務時間 | シフトによる、1日8時間勤務が基本 ※就業場所によって異なります。
勤務地 | 新潟県十日町市松代 ほか
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」を拠点として、星峠をはじめとする周辺の棚田で耕作を行います。
給与 | 当社規定による(185,000円~) ※経験・能力を考慮
新卒・未経験の方:200,000円~
農業従事者・農林土木経験者の方:250,000円~
諸手当 | 交通費支給(だだし月上限20,000円)
※遠方からの採用に関しましては、住居あっせんの相談に応じます
福利厚生 | 各種社会保険完備(雇用条件による)
休日休暇 | 週休2日
※4月・5月および9月・10月は農繁期のため、休みが変則的になります。


▼応募・選考方法

  1. エントリー
    採用エントリーフォーム」からお申し込みください。お申し込みいただいた方に、メールにて採用課題をお送りさせていただきます。
    【エントリー締切】2025年3月28日(金)
  2. 資料提出
    ア. 市販の履歴書(氏名、生年月日、現住所、連絡先、学歴・職歴、資格・免許の記載欄があるもの)に必要事項を記載してください
    イ. 写真を必ず貼ってください(写真のないものは受付できません)
    【提出締切】2025年3月31日(月)必着(メールまたは郵送/持ち込み不可)
  3. 面接
    書類審査ののち、面接を行います。
    ※面接はオンラインを予定しています
  4. 内定
    随時(最終面接から内定まで2週間後を目安にご連絡予定)

<お問い合わせ・送付先>
〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1-71-26 クロステン4階第7会議室
NPO法人 越後妻有里山協働機構 採用担当
Email:  saiyo@tsumari-artfield.com


▼まつだい棚田バンクでの働き方・魅力

①社会課題への挑戦

現在、担い手の減少や農家の高齢化が進み、耕作放棄地が増え続けています。棚田が広がる松代地域も例外ではありません。こうした現状に対し、「大地の芸術祭」で培ったネットワークを活かし、十日町市内のできるだけ多くの耕作地を引き受けることで、棚田の保全に取り組んでいます。
棚田のある中山間地の農地では、平地の農地に比べ、大型機械の導入や農業用水の確保が難しく、多くの収量を得ることは困難です。しかし、標高の高さによる昼夜の寒暖差で、魚沼産コシヒカリブランド特有の「甘みが強く、美味しいお米」を育む環境が整っています。また、棚田一枚一枚に詰まった土地のストーリーに触れ、壮大な風景に囲まれながら行う農業は、特別な感覚をもたらします。

②地域と関わりたい方、スポーツ好き必見!

女子サッカーチーム「FC越後妻有」をはじめ、地域外から集まった人たちで力を合わせ、棚田の保全や地域活性化のプロジェクトを行っています。そのため、近隣農家とのコミュニケーションを大切にしています。

③農作業イベント

季節に応じた農作業体験や生き物観察会、郷土料理教室などのイベントが行われており、多種多様な人々との交流が盛んです。新潟県内のみならず、全国から集まった総勢200名以上参加の大規模なイベントを実施。農業を通じて、芸術祭や地域をより深く知ってもらえるよう、企画から運営までを行います。

Photo Yoneyama Noriko

④仕事も暮らしも自分らしく

【自分のライフスタイルに合った働き方が可能】
土日固定の休みではなく、シフト制を採用しているため、勤務希望日に合わせて休日の調整が可能な農業現場です。

【こんな方も歓迎!】
・地域創生に取り組んでみたい方
・スポーツや芸術が好き、または興味がある方
・新潟への移住を検討している方
・話題性のあるプロジェクトに参加してみたい方


▼実績/機械/設備

【経営データ】令和6年実績
・水稲(面積:約120,000㎡、生産量:約28,000㎏)

【機械/設備】
・6条植田植機:1台
・コンバイン(3条刈り:1台、2条刈:1台)
・トラクター(31馬力:1台、24馬力:1台)
・背負い動散:3台
・刈払機:7台
・ウィングモア:2台
・DJI社製農業用ドローン MJ1:1台
・乾燥機:2台
・もみすり機:1台
・精米機:1台
・昇降機付計量機:1台
・溝切機:3台(内1台小型乗用溝切機)


▼FAQ

Q1.採用となった場合、地方での生活において、例えば住居に関して等分からない点が多いです。そういったことの相談は可能でしょうか?
A1.生活全般の不明点等は、スタッフが相談に応じます。

Q2.移動手段は車が主となると思いますが、自家用車は必要ですか?
A2.業務においては、社用車を使うことができます。通勤等で必要な場合は、自家用車の準備をお願いします。

Q3.豪雪地帯とのことで、特に冬季の生活が不安です。
A3.冬道の運転や家の除雪等は不安かと思いますが、雪国生活のインフラが整っているので、想像よりも過ごしやすかったと感じているスタッフが多いです。妻有の人々は暖かい人が多いので適宜アドバイスしてくれます。

Q4.採用になった場合、転居等の費用の補助はありますか?
A4.NPO自体からの手当てはありませんが、十日町市から移住に関する補助メニュー等に関する情報がありますので、ご検討ください。
十日町市移住定住情報ページ

Q5.季節のプログラムや大地の芸術祭の会期中など、たくさんのお客さんが来る時期などは忙しいと思います。働く時間や休日の取得はどのようにしていますか?
A5.待遇に記載のあるように、1日8時間勤務・年間休日105日を基本としていますが、勤務時間帯は働く部門や時期によって異なります。休日についても、シフトを組み、希望と調整してそれぞれ休日をとっています。また年間において、冬季とそれ以外の季節、および大地の芸術祭会期中とそれ以外の期間の忙しさに違いがあることもご了承ください。

お問い合わせ窓口

NPO法人 越後妻有里山協働機構 採用担当
住所 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1-71-2 越後妻有里山現代美術館MonET内
TEL 025-752‐0117
E-mail saiyo@tsumari-artfield.com
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