鉢&田島征三絵本と木の実の美術館【SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞】受賞

2024/10/4

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社会課題の解決やSDGsで掲げられた目標の達成へ懸命に行動する人たちを支援する「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)の第5回受賞が公表され、大地の芸術祭施設である《鉢&田島征三絵本と木の実の美術館》が芸術・スポーツの部で受賞いたしました。

鉢&田島征三絵本と木の実の美術館

Photo Akimoto Shigeru

生き物観察会の様子

絵本と木の実の美術館は、現在第9回展を開催中の「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」の空き家・廃校プロジェクトとして、2009年に始まりました。
当美術館のコンセプトでもある「空間絵本」を旧校舎内でアートとして展開するだけでなく、題材となった絵本に登場するキャラクターであるヤギを飼育したり、貴重な生き物がすむ美術館の周辺環境を活かした活動を継続しています。造成したビオトープや小川は、絶滅危惧種の淡水魚・シナイモツゴの生息場所となり、専門家と連携し定期的な水質調査や、地域の学校や美術館への来訪者を対象に生きもの観察会も実施しています。

【受賞コメント】
絵本と木の実の美術館は、大地の芸術祭を基軸に2009年に開館しました。絵本作家・田島征三、そして過疎高齢化が進む鉢集落とともに取り組んできた活動を評価していただき、大変うれしく思います。今後も、廃校活用の先駆者として、住民とあり続ける美術館として、さらなる発展を目指していきたいと思います。

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「大地の芸術祭の里」総合案内所
住所 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1, 71-2 越後妻有里山現代美術館 MonET
TEL 025-761-7767
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