田島征三の絵本『つかまえた』が、「産経児童出版文化賞/美術賞」を受賞

2021/5/7

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第68回産経児童出版文化賞の受賞最頻が発表され、絵本と木の実の美術館の作家・田島征三さんが、絵本『つかまえた』で美術賞を受賞しました。

「産経児童出版文化賞」
昭和29年(1954年)の学校図書館法施行とともに、「次の世代をになう子どもたちに良い本を」の主旨で制定されました。昨年1年間に初版として発行された児童書を対象に審査が行われます。今年度で、第68回目となります。
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『つかまえた』 作・田島征三(偕成社/2020年)

<受賞発表の産経新聞記事より抜粋>

川でやっと大きな魚をつかまえた少年が、しばらくしてその魚が死にかけているのに気づき、今度はその魚を生かそうと奮闘する姿を描いた絵本。少年の心の動きや、少年と魚の命が呼応するさまが生き生きと表現されている。「手の中で ぬるぬる/にぎると ぐりぐり/いのちが あばれる」といった実感を伴う言葉と、ぐいぐい勢いよく描かれた絵とがあいまって、この少年と魚の命の輝きが伝わってくる。昔の子どもが日常の暮らしの中で体験したことを、今の子どもはすぐれた絵本でまず体験してみることも必要なのかもしれない。生と死や命といったテーマを、抽象的な概念ではなく、子どもにも共感できる具体的なものとして提示しているのがすばらしい。(翻訳家・さくまゆみこ)


開催中の展覧会で『つかまえた』の原画・習作を展示中

絵本と木の実の美術館で現在開催中の展覧会「少年からみた魚と、魚からみた少女」では、受賞作品『つかまえた』の原画と習作を展示しています。ぜひ、この機会にお越しください。
※5月15日(土)まで臨時休館しております
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田島征三

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1940年大阪府生まれ。幼少期を自然豊かな高知県で暮らし、この時の原体験が今も創作の根源となる。1969年の『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞受賞を皮切りに、講談社出 版文化賞受賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞、巌谷小波賞など受 賞多数。2009年大地の芸術祭で「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。2013年瀬戸内国際芸術祭で香川県大島に「青空水族館」、その後「森の小径」「Nさんの人 生・大島七十年」を制作。半世紀にわたる創作活動の中で、絵本をはじめ木の実や自然物を使った壮大なアート作品を展開。2020年国際アンデルセン賞最終候補に選ばれた。
≫田島征三公式Facebook

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

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廃校になった真田小学校が舞台となった。実在する最後の生徒3人が主人公となり、空間を使った絵本のように構成された。校舎中に配したオブジェは伊豆半島の海辺と日本海で集めた流木や木の実などの自然物に絵具を塗ったものである。入り口には水で動くバッタのかたちをした巨大な鹿威し。これは校舎内のオブジェが動く原動力となっている。作家は、かつてこの学校で活き活きと生活をしていた生徒や先生、おばけまでをも再現しようとした。
≫絵本と木の実の美術館公式HP

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