越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 蓮沼昌宏「土地の見る夢」

開催概要

冬の白黒の世界から、柔らかな光の春へ、そして燃えるような緑の夏へと変化する越後妻有に滞在した作家が、山菜取りや、田植え、雪道のドライブなど地域で起こる大小さまざまな事象を12編のパラパラマンガでつづった作品です。
タイトル「自然の見る夢」にある夢について作家は、“夢はそのひとの頭の中だけで起こる世界なのに、次に何が起こるのかわかりません。夢で見る世界は果たして当人のものだけでしょうか。体内の菌のように、夢のイメージは自立した存在かもしれません。”と語っています。
虚実の入り混じった幻想的な越後妻有の物語をお楽しみください。 当作品は、大地の芸術祭2015の出品作品で、まつだいの古民家で展示されていました。 この度、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]での展示用に一部リニューアルして公開いたします。
その他、約10点の体感型の常設作品やミュージアムショップ、カフェもあわせて、お楽しみください。

蓮沼昌宏「土地の見る夢」

常設作品紹介1:レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」

常設作品紹介2:YORIKO「越後妻有コラボ甘味屋台」

2018夏に生まれ、冬はチンコロのワークショップを展開した甘味屋台のプロジェクトが継続!

イベント

YORIKO「子どもイラストレーターさん大募集!」

「越後妻有コラボ甘味屋台」では、開発したお菓子のパッケージデザインに子どもたちの絵が起用されています。今回、新たに作るグッズに絵を描いてくれる子どもイラストレーターさんを大募集!描いた絵は特製キーホルダーにして持ち帰れます。
日程:5月4日(土)、5日(日)13:30~

作家紹介

蓮沼昌宏

1981年東京都生まれ。美術作家。記録写真家。2010年東京芸術大学大学院博士課程修了。壁画やアニメーション(キノーラ装置を用いた)、写真を表現手段とし、物語やイメージの自律性、夢の不思議さに関心を持つ。主な活動に「鳩とのフィールドワーク」「セルフ・ポートレートワークショップ」「高松次郎の影の壁画の再制作(横浜トリエンナーレ2005)」「斜面の自画像」などがある。主な展覧会に、2014年「全ての場所が世界の真ん中ー1/100,000の妻有」(新潟県十日町市 キナーレ)、「原始感覚美術祭」(長野県大町市)。

YORIKO

1987年埼玉県生まれ。 「多世代・多業種の協働」をキーワードに、各地域で住民参画型のアートプロジェクトを展開する。 「大地の芸術祭2018」(2018)ほか「八戸ポータルミュージアムAIR」(2015) 「高松市AIR」(2016)「中之条ビエンナーレ」(2017)などに参加。

Photo by Osamu Nakamura, Studio HATOYA

開催概要

日時 2019年4月27日(土)〜2019年7月15日(月)10:00〜17:00
※水曜休館
場所

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
(十日町市本町6)

料金 一般800円、小中学生400円
※常設展入館料を含む
※2019春共通チケット提示で2019年4月27日(土)~5月6日(月祝)1回入場可
つながる

最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。