【アケヤマ】内田聖良「ミニカマガミサマづくり」「秋山信仰体験」

開催概要

アーティストの内田聖良は秋山郷の住民のお家を訪ね、度重なるリサーチを行い、未来にあり得るかもしれない信仰やケアのあり方を考える作品《カマガミサマたちのお茶会:信仰の家のおはなし》を制作しました。その中で作家が学んだ、秋山郷に伝わる信仰を参加者の皆様にも体験いただけるイベントを2つ開催します。

8/30(金)ミニカマガミサマづくり

秋山郷で祀られてきた「釜神様」は正月の三日にやっと年取りができたなど、当時の厳しい自然の中で暮らす人々の生活が想像されるような親しみやすい神様です。釜神様は、お祀りされる家によって様々な姿形をしています。今回は細めの栃の枝を使って、皮を剥いたり、飾りをつけたり、顔をかいたりして、オリジナルの「カマガミサマ」をつくります。


10/14(月祝)秋山信仰体験

作家が地域の方から学んだ秋山郷の信仰、3種類の中から選んで体験をしていただけます。
①「ヤイカガシづくり」(約10分 ※持ち帰り可)
悪い鬼が正月に来なくなる魔除けをつくります。

②「しめ縄づくり」(30分~1時間 ※持ち帰り可)
松や昆布・ハチンジョなど、特徴ある飾りをつける手作りのしめ縄をつくります。

③「黒駒太子信仰 病払い体験」(約5分)
気軽に病院やお寺に行けない秋山郷で、医者やお坊さんの代わりに掛け軸の力で病気を癒やしたり死者に引導を渡す黒駒太子信仰の体験をします。

作家プロフィール

情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]修士課程修了。アーティスト、リサーチャー。また、自身をポスト・インターネット時代のベンダー(Bender)と称する。AmazonやYouTubeなどのサービスも活動の場として取り込みながら、規範的な価値観や物語に問いを投げかける。近年は民話や信仰のリサーチをもとに、現代における物語の流通や記憶の共有のあり方について制作している。主な作品に、使用感のある古書を一点物として価値づけ再流通させる《余白書店》、VRや3Dスキャンを用いて捨てられない物を供養する《バーチャル供養講》など。近年の展示に、「VOCA展2023 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」─ 上野の森美術館 /東京(2023)、「多層世界とリアリティのよりどころ」NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] /東京(2022)、個展「バーチャル供養講」国際芸術センター青森(ACAC)/東京(2021)など。Zachary Watson Memorial Education Fellowship(2022)受賞、NEWVIEW AWARD 2021」 ファイナリスト、平成30年度 文化庁若手メディア芸術クリエイター育成事業 採択、Spiral Independent Creator’s Festival 19(SICF19) 金森香賞など。

カマガミサマたちのお茶会:信仰の家のおはなし

Photo by Kioku Keizo

開催概要

日時 ■ミニカマガミサマづくり
8/30(金)15:00~16:00
■秋山信仰体験
10/14(月祝)10:00~12:00/13:00~15:00
場所

アケヤマ-秋山郷立大赤沢小学校-
住所:津南町大赤沢丁154-1

料金 無料(別途、作品鑑賞パスポートもしくはアケヤマ個別鑑賞料800円が必要)
備考

■ミニカマガミサマづくり
定員:5名(要予約)
■秋山信仰体験
定員:なし(随時参加可能)

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