北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。
前回の「北川フラム塾 地域芸術祭のつくられ方」(2020年8月~2021年8月)では、「大地の芸術祭」を軸に、農・食・アート・地域づくりプロジェクトに関する勉強会と、現地での作品制作や田植え等のワークショップを開催いたしました。
今回の「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。
第50回を迎える北川フラム塾では、医師であり故・宇沢弘文氏の長女である占部まりさんをお招きします。ご自身の経験を通して、地域型芸術祭についてお話しいただきます。
ゲストよりコメント
地域型芸術祭が育んできた「新しいコモンズ」を、経済学者・宇沢弘文の提唱した社会的共通資本という視点から紐解きます。自然や人々の営み、土地や歴史、そして身体感覚に、アートを介して深く触れる経験は、医療や福祉と同様に、社会の「ケアの基盤」として機能し始めています。医師としての臨床経験も踏まえながら、アートが地域の未来にどのような力をもたらし得るのか、その可能性を考えていきます。
内科医/宇沢国際学館代表取締役
宇沢弘文の長女(3人兄弟末子)東京慈恵会医科大学卒業。1992~94年メイヨークリニックーポストドクトラルリサーチフェロー。地域医療に従事するかたわら、宇沢弘文の理論をより多くの人に伝えたいと活動をしている。2022年5月、京都大学人と社会の未来研究院に社会的共通資本と未来寄附研究部門が設立される。環境問題や教育・医療など社会的共通資本を基軸に多角的な横断研究が展開されており、その企画運営も協力している。
日本メメント・モリ協会代表理事 残すに値する未来理事 安寧社会共創イニシアチブ理事 日本医師会国際保健検討委員
1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京芸術大学美術学部卒業(仏教彫刻史)。1982年、株式会社アートフロントギャラリーを設立。主なプロデュースとして、「アントニ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」、「ファーレ立川アートプロジェクト」など。アートによる地域づくりの実践として「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」などの総合ディレクターをつとめる。
[日時]
・2025年12月23日(火)19:00~21:00(1
[開催場所]
・現地参加:アートフロントギャラリー/ 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟)
・Zoom参加:お申し込み後リンクを送付致します。
[参加費]
・会場/Zoom参加(一般):2,000円
・会場/Zoom参加(学生):500円 ★新規プラン
・通年参加(一般):15,000円(定額プラン制) ※2024年までは22,000円
・通年参加(学生):5,000円(定額プラン制) ★新規プラン
※学生の方は、ご購入時にpeatixメッセージでご所属(学校、学部学科、学年等)をお訪ねします。
*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
*会場参加は通し参加者優先の先着とし、人数制限がございます。
[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
・第16回 浪越隆雅(株式会社マイファーム)
・第17回 小野塚知二(東京大学特命教授)
・第18回 椹木野衣(美術評論家)
・第19回 木畑洋一(歴史学者)
・第20回 さわひらき・SIDE CORE(アーティスト)
・第21回 西村幸夫(國學院大學教授・
・第22回 佐竹右行(元グラミンユーグレナ CO-CEO)
・第23回 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、弓指寛治(「奥能登国際芸術祭2023」参加アーティスト)
・第24回 北川フラム
・第25回 佐藤悠(アーティスト)
・第26回 深澤孝史(アーティスト)
・第27回 三尾徹(金融専門家)
・第28回 東浩紀(哲学者)
・第29回 梅田哲也、多田淳之介(「内房総アートフェス」参加アーティスト)
・第30回 暮沢剛己(美術評論家)
・第31回 尾花賢一、竹内公太(「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」参加アーティスト)
・第32回 甲斐賢治(せんだいメディアテークアーティスティックディレクター)
・第33回 モデレーター:北川フラム(磯辺行久の視点から見る越後妻有)
・第34回 ルデル・モー、エカテリーナ・ムロムツェワ(北アルプス国際芸術祭2024)
・第35回 遠藤利克、鵜飼哲(南飛騨Art Discovery参加アーティスト、マルシェ企画/株式会社多美人生開発)
・第36回 北川フラム
・第37回 ジェイコブ・モー、Torus Vil.(アーティスト)
・第38回 大西若人(朝日新聞社)
・第39回 小野正嗣(小説家)
・第40回 北川フラム「建築家・原広司と芸術祭の歩み」
・第41回 北川フラム「瀬戸内国際芸術祭2025」
・第42回 レオニート・チシコフ、マリーナ・モスクヴィナ(「瀬戸内国際芸術祭2025」参加アーティスト)
・第43回 藤原辰史(農業史研究者)
・第44回 安藤礼二(文芸評論家)
・第45回 ニキータ・カダン(アーティスト)
・第46回 北川フラム「地域課題と芸術祭が目指す姿」
・第47回 クリスティアン・バスティアンス(アーティスト)、アンナ・アリエワ(ウクライナ国立美術館の学芸員)
・第48回 黒川創(作家)
・第49回 「みんなの学校プロジェクト」平川理恵(教育者)
2021年12月13日木奥惠三
(左)2021年10月11日 南条嘉毅 、川村清志 /(右)2021年11月22日 平田オリザ
2020年12月27日小松宏誠作品「Winter Circlet 」清掃・メンテナンスワークショップ
2020年11月1日「オーストラリア・ハウス」秋の会(雪囲い)
2020年10月20日高野ランドスケープを講師に迎えた環境整備ワークショップ
2020年10月3日(土)清水ミュージアムでの川俣正作品制作ワークショップ
2020年9月13日(日)カサグランデ&リンターラ建築事務所作品「ポチョムキン」清掃ワークショップ
2020年8月30日(日) 稲刈り体験ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一との松代城清掃ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一と作品「大地のおくりもの」を彫るワークショップ
7月24日(金)作家・淺井裕介と作品「チョマノモリ」清掃ワークショップ(photo by YONEAYMA Noriko)
| 日時 | 2025年12月23日(火)19:00~21:00(18:50開場) |
|---|---|
| 場所 |
アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可) |
| 料金 | ・会場/Zoom参加(一般):2,000円 ・会場/Zoom参加(学生):500円 ★新規プラン ・通年参加(一般):15,000円(定額プラン制) ※2024年までは22,000円 ・通年参加(学生):5,000円(定額プラン制) ★新規プラン ※学生の方は、ご購入時にpeatixメッセージでご所属(学校、学部学科、学年等)をお訪ねします。 |