MonETで2023年より開催している連続企画展。ゲストキュレーターが1組のアーティストを選定し、展覧会を開催します。
大地の芸術祭は、美術を契機に地域を活性化すべく活動を行ってきました。更なる地域に根ざした芸術祭にしていくため、地域と芸術の新しい可能性を探り、未来を担う作家と出会い、新たな協働を生み出していきます。越後妻有里山現代美術館MonETでは、ゲストキュレーターが広く今後の美術をひらいていくアーティストを選び、2か月ごとに個展を行います。2023年から長期にわたる連続企画展シリーズとして企画・開催を計画しています。
北川フラム(大地の芸術祭総合ディレクター)
出津京子は、10歳と7歳の2人のこどもがいる母親です。などと個人的な情報を紹介してしまうのは、そうした「生活」が出津の作品には滲みだしているからにほかなりません。例えば《真夏のお祭り》に添えたテキストの中で彼女は、「それでも私たちは、子供がいるし、昼の光に顔を晒すしかない。オシャレでもなんでもない。」と書いています。そうした複雑な、あるいは自然な思いが表現されているからこそ、出津の作品には、子どもの絵のようなおかしみの向こうに、不穏な雰囲気が漂っているのでしょう。
そんな出津の作品は海外での評価も高く、ここ2年ほどは、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルスのギャラリーでの個展が続いていました。つまり、なかなか日本で見る機会がなかったのですが、今回、越後妻有での個展で出津は、新作10点を含む作品を披露してくれます。
楽しさと懐かしさ、切なさ、そして未来に対する正直な思い。いろんな感情がぐるぐるにまざりあった出津の世界に、ぜひ触れてみてください。保坂健二朗(本展キュレーター)
【会期】2024年4月13日(土)~6月9日(日)火水定休
10:00~17:00(最終入館16:30)
【料金】個別鑑賞券(一般1,200円/小中600円)
※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む。
日時:2024年4月13日(土)13:00~
場所:越後妻有里山現代美術館 MonET
参加費:美術館入館料に含む
日時 |
Vol.5 2024年4月13日(土)~6月9日(日)祝日を除く火水定休 10:00-17:00(最終入館16:30) |
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場所 |
越後妻有里山現代美術館 MonET |
料金 | 一般1,200円/小中600円 ※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む。 |