北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。
前回の「北川フラム塾 地域芸術祭のつくられ方」(2020年8月~2021年8月)では、「大地の芸術祭」を軸に、農・食・アート・地域づくりプロジェクトに関する勉強会と、現地での作品制作や田植え等のワークショップを開催いたしました。
今回の「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。
今回のフラム塾では、北川フラムがアートディレクターを務める「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」についてお話します。オンラインゲストには出展作家の梅田哲也さん、多田淳之介さん(東京デスロック)をお招きし、3月23日に開幕が迫る新しい地域芸術祭の様子をお伝えいたします。
市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市による、アート、クリエイティブ、テクノロジーの力を融合した、新しい形の芸術祭です。百年後の未来をつくっていくための持続可能なプラットフォームとして、千葉県誕生150周年記念事業の「百年後芸術祭」が展開されている中で、内房総5市の広域連携、民間協同による初の試みとして開催します。
総合プロデューサーは、会場の一つであるクルックフィールズ(木更津市)を営む音楽家の小林武史、アートディレクターは、「いちはらアート×ミックス」など地域に根ざした芸術祭を数多く手掛ける北川フラムが務めます。
国内外のアーティストによる多様な作品が内房総5市の各地に展示されるほか、音楽、映像、ダンス、テクノロジーが融合した「ライブ・アート・パフォーマンス」、食をテーマとした体験型プログラムも行われます。芸術祭を通じて、百年後を一緒に考えていきましょう。(「百年後芸術祭-内房総アートフェス-」公式パンフレットより)
現地にあるモノや日常的な素材と、物理現象としての動力を活用したインスタレーションを制作する一方で、パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点を持たない合唱のプロジェクトなどを発表。先鋭的な音響のアーティストとしても知られる。
近年の個展に「wait this is my favorite part / 待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館、2023-2024年)、「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(2020-2021年)、「うたの起源」(福岡市美術館、2019-2020年)、公演には「9月0才」(高槻現代劇場、2022年)、「Composite: Variations / Circle」(Kunstenfestivaldesarts 2017)、「INTERNSHIP」(国立アジア文化殿堂、2016年、他)などがある。
(撮影:Tanaka Chihiro)
多田淳之介を中心に2001年より活動開始。古今東西の戯曲、ネット上のテキストなど様々な題材を演劇作品として上演する。2009年より東京公演休止を宣言。2011年より「地域密着、拠点日本」を宣言し、各地域の劇場やアーティストと共に地域に根ざした芸術活動に参画し海外公演や国際共同制作、文化施設や学校での子どもや市民との協働など幅広く活動する。2013年には日韓合作「카모메 カルメギ」が韓国の第50回東亜演劇賞作品賞、演出賞、視聴覚美術賞を受賞。
[日時]
・2024年3月18日(月)19:20~21:20(19:00開場)
[開催場所]
・会場参加:アートフロントギャラリー/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
・Zoom参加:お申し込み後リンクを送付致します。
※現地参加には人数制限がございます。あらかじめご了承頂けますと幸いです。
[参加費]
・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円
*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
*会場参加は通し参加者優先の先着とし、人数制限がございます。
[通年参加の定額プラン]:年会費22,000円
毎月1回、年12回のイベント(毎月第2月曜日に開催予定、ゲストの都合で変更あり)にご参加いただくことができ、お好きなタイミングにアーカイブ動画をご覧いただけます。
※会場参加は、通し参加者優先の先着とします。
[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
・第16回 浪越隆雅(株式会社マイファーム)
・第17回 小野塚知二(東京大学特命教授)
・第18回 椹木野衣(美術評論家)
・第19回 木畑洋一(歴史学者)
・第20回 さわひらき・SIDE CORE(アーティスト)
・第21回 西村幸夫(國學院大學教授・
・第22回 佐竹右行(元グラミンユーグレナ CO-CEO)
・第23回 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、弓指寛治(「奥能登国際芸術祭2023」参加アーティスト)
・第24回 モデレーター:北川フラム
・第25回 佐藤悠(アーティスト)
・第26回 深澤孝史(アーティスト)
・第27回 三尾徹(金融専門家)
・第28回 東浩紀(哲学者)
2021年12月13日木奥惠三
(左)2021年10月11日 南条嘉毅 、川村清志 /(右)2021年11月22日 平田オリザ
2020年12月27日小松宏誠作品「Winter Circlet 」清掃・メンテナンスワークショップ
2020年11月1日「オーストラリア・ハウス」秋の会(雪囲い)
2020年10月20日高野ランドスケープを講師に迎えた環境整備ワークショップ
2020年10月3日(土)清水ミュージアムでの川俣正作品制作ワークショップ
2020年9月13日(日)カサグランデ&リンターラ建築事務所作品「ポチョムキン」清掃ワークショップ
2020年8月30日(日) 稲刈り体験ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一との松代城清掃ワークショップ
8月22日(土)作家・鞍掛純一と作品「大地のおくりもの」を彫るワークショップ
7月24日(金)作家・淺井裕介と作品「チョマノモリ」清掃ワークショップ(photo by YONEAYMA Noriko)
日時 | 2024年3月18日(月)19:20~21:20(19:00開場) |
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場所 |
アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可) |
料金 | ・会場参加:2,500円 ・Zoom参加:2,000円 ・通年参加:22,000円(定額プラン制) |