【2024冬】越後妻有里山現代美術館 MonET企画展:鈴木康広「水平の人|雪を見る」

開催概要

「雪を待つ」をコンセプトに、MonETの池や回廊に巨大な人が出現。
自然に降ってくる雪を見上げる体験を通して、雪と向き合い、自然からの贈り物を全身で感じるひとときをお楽しみください。

【屋外での展示】

※天候により作品の一部が非公開となる場合があります
※立ち入り可能エリアは、積雪状況により異なります

Photo by Nakamura Osamu

「水平の人」は、へそを重心にバランスを保ち、風や微かな空気の動きに反応しながらゆらゆらと空中に浮かぶ。

手を頭の後ろで組む「平の字」の姿勢は、人間にとってもっとも無防備な体制。その場所が心身ともにリラックスできる場所であることを示す。また昼寝という行為は、みんなが起きているときに眠る、ささやかな別行動の姿勢。日常からふと意識をワープすることができる。

「平の字」の姿勢は、「人間・社会」を経由し、「自然・宇宙」へとつながります。
人間が地球に沿って平たい体勢をとり、大地の一部となって、空から舞い降りてくる「雪を見る」姿勢と捉え、大地にしっかりを目を据えます。

イメージスケッチ

「水平の人」ライトアップ

日にち限定で、ライトアップした作品をご覧いただけます。
※池の中での鑑賞は17:00までとなります。回廊よりご鑑賞ください。

日時:1/27~3/10の土日祝17:00~20:00

【更新】2/15(木)、16(金)は池で公開、ライトアップも実施します。

 


作家プロフィール

鈴木康広/アーティスト

1979年静岡県生まれ。身近なものや何気ない自然現象を捉え直し、通常は結び付くことのない物事に新たな関係性を発見するアートワークを続けている。映像インスタレーション作品「遊具の透視法」(‘01)がNHKデジタル・スタジアムで年間のグランプリを受賞。アルスエレクトロニカ・フェスティバルをはじめ国内外の多数の展覧会やアーティストフェスティバルを巡回。「まばたきの葉」(’03)、「空気の人」(‘07)、「ファスナーの船」(’10)など、美術館のみならず公共空間へ活動を展開している。主な個展として、水戸芸術館での「近所の地球」(‘14)、箱根 彫刻の森美術館「始まりの庭」(’17)、イスラエルのティコティン日本美術館「BLINKING」(’21)など。主な国際展として、セビリアビエンナーレ2008、瀬戸内国際芸術祭2010、第4回モスクワビエンナーレに出展。2014毎日デザイン賞受賞。作品集「まばたきとはばたき」「近所の地球」(青幻舎)。

開催概要

日時 会期 2024/1/20(土)~3/10(日)の土日祝
時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
場所

越後妻有里山現代美術館 MonET

料金 冬の共通チケット、または一般1,200円/小中600円

※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示*¹、「ハネッケーシ」体験*²費、を含む。

*¹同日の再入場可
*²各1回のみ利用可
備考

※池の作品展示は1/27(土)~
※天候により作品の一部が非公開となる場合があります

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