紀元前太古のモンゴロイドの人類が、洞窟、巨石などに彫刻した原始絵画の図像を求めてアメリカ大陸の砂漠地帯を探検。その採集と研究成果を公開するチャンスとして、大地の芸術祭に参加することにした。その発表の場は自然の大地。田園と森林に囲まれた自由なスペース。小川が流れ、小さな神社と眼の前に田園が広がっている場であった。私は、高さ4メートル、幅1.6メートルのキャンバス布に、4点のロックアートを描いた。また、ロックアートの写真画像を上映し、4名の音楽家たちによる演奏を加えて即興的に絵古代のイメージを描いた。さらに小石に描く一般参加の「ロックアート」のワークショップにより参加者はアートの原点を感じた。そして、それら全てが、文字どおり、「EXHIBITION」となった。自然という環境の真ん中にアートを展示する事の意味は大きい。
作品番号 | D072 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 松代 |