松代町の商店街駐車場に<小屋>を設置する。内側の壁は小さな棚で埋め尽くされている。<小屋>の中には、小さな便せんと封筒。訪れた人は、その時のメッセージ(手紙)を書いて、好きな所に入れる。また、他の人が描いたメッセージ(手紙)も自由に見ることが出来る。松代で暮らす人たち、学校帰りの子どもたち、トリエンナーレに足を運んだ人たち…。「書く」「読む」という、それだけの行為が重なる。日常の出来事、家族のこと、生や死、戦争…。どのようなメッセージが綴られ、だれが読むのかは、2003年の夏のどこかの時間と、松代に暮らす人、足を運んだ人、その時のそれぞれの生きる世界などが奇跡的に重なった状況ではじめて実現する。
作品番号 | D080 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 松代 |