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作家がはじめて小白倉を訪れたのは、中越地震から1年が経とうとする時期であった。当時妻有には仮設住宅が並び、小白倉でもひび割れた鯉の養殖用水槽が地震の爪跡を物語っていた。翌年5月に再び来訪した作家は至るところで残雪を目にする。下見を重ね、地域の現状と豪雪地の自然を感じた作家は、「竹と水」をテーマに作品をつくる構想を固めていったという。
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