作家は、世界の主な宗教像として、仏陀、聖母マリア、キリスト、マホメット、シヴァ、ガネーシャ、老子、孔子を選んだ。それらを頭、目、鼻、唇とあご、顔の輪郭、右上半身、左上半身、下半身に分解し、それぞれの部位から「最もよい彫刻」にふさわしいパーツを、アンケートで住民に選んでもらい、最も票を集めたパーツを組み合わせた。アンケートには、196人から解答があったという。「最もよい彫刻」は、現在の、この地域の人びとの好みを表現した作品である。「美人とは最も平均的な時代の顔である」という諺言が思い出される。
作品番号 | T151 |
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制作年 | 2006 |
エリア | 十日町 |
集落 | 土市 |