私は、十日町市土市に通い、住民と一緒に土で音具(サウンドオブジェ)をつくり野焼きして音を聞くことをひとつにしたプロジェクトを行なってきました。それは、手仕事と共同制作に興味があるからです。土を使う仕事は、本来個人ではどうしようもできない部分を含んでいます。個人の内面から発するものだけでなく、外来的なすべてを巻き込み変化しつづけるところに、いろいろな人たちと共同制作することの面白さを感じています。すべてをつくるのではなく、すべてをまかせるのではない、中間的な部分で仕事をすることにより、人々の個人性を広げることができるのではないかと思います。(公募作品)
作品番号 | T075 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 十日町 |
集落 | 土市 |