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自然に対する人びとの感じ方は五感を通じた直接的な感覚より、人それぞれの生の痕跡、記憶の片鱗などが響きあって多様に感じられるものである。作家は、越後妻有の大地、風、光、音、香りなどを、作家自身の痕跡や記憶の断片と共鳴させ、鮮やかな色彩と線で表現することで視覚化した。作品が展示された上野集落の公民館は、集落の人びととともに改装が行なわれ、ギャラリー空間へと生まれ変わった。
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