風呂

公開休止中
2024/4/27-5/6, 7/13-11/10(祝日を除く火水定休)
Photo Nakamura Osamu

作品情報と地図

作品について

(こもる壺・はじける壺)薪の窯で焼き締められた信楽の壺は、口が裂けたり、えぐれたり……。作者の澤清嗣は、山から掘ってきた、長石や珪石などが混じった粗い土を使ってロクロで成形したあと、あえて壺の口を引き裂いたり、ちぎったり、捻り上げたりする。果ては、焼成中に棒で突き破ることもある。土がもつ、それを素材としたやきものがもつ、プリミティヴなエネルギーが豪快にほとばしる作品群である。(風呂)湯船は、澤が壺などに使っている信楽の山土に、別の細かい土を混ぜて成形し、これにふだんは決して用いない緑釉を掛けて焼成した。「大っきいうえ、肉厚やろ。乾燥に、丸まる1ヵ月はかかったでぇ。もう間に合わん思うたわ」と、設営に駆けつけた澤が胸をなでおろした。床と腰周りのタイル代わりには、信楽の登窯で繰り返し、繰り返し、何度となく焔をあびた棚板が使われた。澤は、その棚板をもう一度、自らの登窯で焼成した。この渋い、複雑なる窯変とのコントラストの妙を表現した、そらまめ形と色の湯船には、「ワッ、このお風呂に入ってみたい!」という喚声が絶えなかった。

作品情報と地図

作品番号 T121
制作年 2006
時間 [4/27-5/6]11:00-15:00※ランチ営業のみ
[7/13-11/10]11:00-16:00
料金 個別鑑賞券(うぶすなの家入館料)一般400円、小中200円
※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売
休館 祝日を除く火水定休、冬季
エリア 十日町
集落 願入
マップコード 140429062*58
公開期間 2024/4/27-5/6, 7/13-11/10(祝日を除く火水定休)
場所 新潟県十日町市東下組3110
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