十日町、松代方面から松之山に向かう交差点に突如現れる巨大な看板。よく見ると松之山の地図にもなっていて、階段は実際に登っていくことができる。クルメリングは、ブリキのおもちゃのような模型を作り、その雰囲気を保ったまま高さ20メートルに及ぶ巨大な作品に仕上げた。看板の文字は日本のタイポグラファーの一人者である浅葉が担当したが、ふたりは作品が完成するまで直接会ったことはない。クルメリングの作品意図を汲み取り、浅葉克己がオリジナルの字体を作り上げるプロセスにおいて、まだ見ぬ相手と精神的な一体感があったのかもしれない。オープニングの日、偶然にも作品の前でばったりと出会ったふたりは、その瞬間抱き合っていた。周囲のつつじは地元の方々が大切に育ててきたもので、クルメリングと一緒に植え付けたものである。
作品番号 | Y026 |
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制作年 | 2003 |
時間 | 日中 |
料金 | ー(期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 祝日を除く火水定休(定休日も屋外作品は鑑賞可) |
エリア | 松之山 |
集落 | 小谷 |
マップコード | 298146185*41 |
公開期間 | 通年公開(祝日をのぞく火水定休) |
場所 | 「池尻」の交差点近く |