作家は2003年から同じ場所で作品を展開している。中越大震災の被害にあった市街地の空き地に、耐水性の折り紙、約48000枚を使い、約2000個の雪の結晶を思わせるオブジェをつくって宙吊りにし、雪が降る一瞬を表現した。この幾何学的なオブジェはすべて作家らと住民、約1000人で手折りしている。真夏の青空の下に、時間が凍結したような美しい雪の空間が広がった。人びとによって折られた無数の「雪」が新たな光景をつくり、未来へとつながっていく。
作品番号 | T170 |
---|---|
制作年 | 2009 |
エリア | 十日町 |
集落 | 市街地 |