木は生命の源である。木なくして生命は存在しない。ここには自然と向き合い、森と親密な対話をし、生命の源と出会い、松代の静かなハーモニーを感じる場所だ。ここは木を愛し、森を守ることや命を愛することへの、我々の意欲や約束を表現する場所でもある。人間として、木や森との関係の中で共に生きることを願い、また未来の森のために種を植える、我々の責任を再生する場所でもある。木々の中を上っていくカーブした1本の道が、その先にある岩の門へと続く。半分閉じられた木造の構造物は、空き地に置かれた屋外のプラットホームへと導いてくれる。その先にある狭い1本の小道がたどり着くのは円形の小さな石の構成である。これらの連続した空間の体験によって、松代の森の精神を迎え母なる自然に出会う場所への旅をすることになる。
作品番号 | D065 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 松代 |
集落 | 城山 |