Share
テーマ館の会場となった家に、作家は懐かしさを感じたという。失われた時間、人の気配、子どもの笑い声、夕餉の匂い。家が醸す「気」の流れに寄り添うように作品がいけられた。野外展示された青竹は、制作直後の雨に打たれてしっとりと濡れ、若々しい田の苗とともに清々しい風情であった。稲穂が色づく頃、妻有の陽に灼かれた竹も色を変え、草に覆われて田の風景に溶け込んでいた。撤去の際、集落の人が作業に加わり、「何か手伝いたかったんだ」と語ったという。
芸術 / 総合ディレクター
芸術 / 伊藤誠
芸術 / カタルシスの岸辺
芸術 / イリヤ&エミリア・カバコフ
芸術 / 安野太郎
芸術 / ブルック・アンドリュー
最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。
大地の芸術祭公式メールマガジン「大地の便り」(無料)は、芸術祭の情報やイベント、サポーターの活動などをお届けするメールマガジンです。