稲作が越後妻有地方の最も重要な産業であること、そして、我々も米文化を背景とする建築家であることから、我々は、来訪者と地域で農に携わる人々双方が、田んぼの中で休憩し景色を愛でる場所を提供するための建築的作品を創り出した。金属のグレーチング製の「米の家」は、遠くから見ると絵画のフレームとなり、近づくと2つの椅子が備えられたパヴィリオンになる。「米の家」は人々に四季の移り変わりを強く感じさせるだろう。春にはその姿を水に映し出し、夏には金色に輝く稲穂の波の上に浮かび、秋には刈り取った稲の茎とともにしっかりと地面に突き刺さり、そして冬には雪に埋もれるのだから。しかし、真冬でもその姿がすっかり消えてしまうことはない。本体上部に載っている10分の1の大きさの回転するミニチュアがいつも突き出ていて、もうすぐ来る春を人々に思い起こさせるからだ。
作品番号 | D066 |
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制作年 | 2003 |
時間 | 日中 |
料金 | ー(期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 祝日を除く火水定休(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季 |
エリア | 松代 |
集落 | 城山 |
マップコード | 298149840*16 |
公式サイト | https://matsudai-nohbutai-fieldmuseum.jp/art/ |
公開期間 | 2024/5/16-11/10(祝日を除く火水定休) |
場所 | まつだい「農舞台」(新潟県十日町市松代3743-1)周辺 |