野草に囲まれた小道を歩いていくと、何千枚もの丸い鏡に覆われた家に出会う。家は景色と同化し、現実との境目を曖昧にする。ひとつひとつ形の違う鏡は、作家が手作業で削りだしたものである。鏡は周囲の自然を映しこみ、そよぐ風に鏡が揺れると風景もきらきらと揺らぐ。虚と実、光と陰、静と動、対立する概念のせめぎ合いが新たな次元をつくり出している。時とともに移り変わる環境や素材と対話する場所。
作品番号 | T155 |
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制作年 | 2006 |
エリア | 十日町 |
集落 | 当間 |
マップコード | 253492563*53 |
場所 | 新潟県十日町市馬場葵3428 ※当間高原ベルナティオ(新潟県十日町市珠川, 949-855)手前 |