「『パリャヌィツャ』はウクライナ語で丸パンを指す。ウクライナ語を母語としない者には発音しにくい単語であり、偵察者かどうかを見分けるために使われる言葉でもある。作家は2022 年3 月、戦火のキエフからウクライナ西部の山間の村に避難し、川で石を集め、デニス・ルバンと共にパンのオブジェを制作し始めた。パンは幸福、生命、平穏な生活の象徴である。戦争で平穏な日常を失った作家が最初につくった作品がパンだったことは、日常や平和が再び戻るようにという願いのようでもある。このオブジェの売り上げはウクライナの市民のために寄付される。『戦争が始まった当時、私は芸術は夢のように儚いものだと感じた。しかし今は、美術は声を届けてくれると信じている』」(作家コメント)。
作品番号 | T445 |
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制作年 | 2022 |
時間 | 【2022年4月29日~11月13日】 10:00-18:00(最終入館17:30) |
料金 | - |
エリア | 十日町 |
集落 | MonET |
マップコード | 140181288*60 |
場所 | 越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市本町6-1) |