土壌モノリス──日本の土・1万年のプロフィール

公開終了
Photo by Osamu Nakamura

作品情報

作品について

私たちの足下には土があり、その下には、「地層」が広がっている。「土壌モノリス」とは、この土や地層の断面を切り出した標本のこと。つくり方は、まず地層の断面に、接着剤を塗りその上に布を貼る。数時間のち、乾いたところで布を剥がしていくと、地層が崩れそのままとれる。土の色は、主に茶色、黒色、赤色、その他の色に分かれる。日本の土壌の多くは、有機物と鉄の酸化物がさまざまな割合で混合し、茶色をしている。黒色は、植物や動物の死骸によってできた有機物の色で、それが多いほど黒い「豊かな土壌」だ。赤い色は腐食が少なく、鉄の酸化が進んだ状態で、熱帯地方にいくほど多く、見た目は美しいが植物にとっての栄養分は少ない。

作品情報

作品番号 T264
制作年 2012
エリア 十日町
集落 漉野・旧東下組小学校
マップコード 140368698*43
場所 もぐらの館(新潟県十日町市東下組1368)内
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