作品について

[2006] 農舞台から松代城までの地域をこれから10年かけてフィールドミュージアムにすることを目指すプロジェクト。6月のワークショップの雰囲気を再現して第1回目の素案を展示し、観客からの感想や意見を募集した。集められた120点に及ぶ意見とともに、会期後も地域の人びとと話し合い、実験的な取り組みを行ないながら沢山の人の合意が得られるランドスケープ・マスタープランをまとめる予定。

[2009] 2006年に松代で作品を発表して以来、作家は3年の間継続的に地域と関わってきた。住民とともに地域の未来を話し合い、城山のカタクリ救出や棚田のビオトープ池としての再生、住民が案内人となり松代を巡るマップづくりなど数々の取り組みが行なわれた。松代の人びとは変わりゆく地域の風景をどう感じているのか、どんな思いを抱くのか。心に感じ風景の音を探る調査を通して、松代に新たな魅力を見いだしてゆくプロジェクト。