十日町で不要になったものを用い、「作る側」と「着る側」のコミュニケーションをもとに、ひとりひとりに即興でアクセサリーを製作します。流行や他人の評価を気にせず、「身につけるもの」で自分を思いきり表現している人は決して多くないでしょう。現在、「着る側」は自分の装いについて一緒に考え励ましてくれる「作る側」の姿を見ることさえなく、「作る側」も「着る側」の個性を無視して、ひたすら新しいスタイルを提案しています。私は「作る側」に携わる者として、「十人十色の様々な可能性を持ち合わせた人間」を基本として、身につけるものを、その「人」の前で、その「人」と共に製作したいと思いこのワークショップを発案しました。同時に、土地の特色や文化の違いを、「身につけるもの」を通して映し出すことをためしております。
作品番号 | T030 |
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制作年 | 2003 |
エリア | 十日町 |
集落 | キナーレ |