私は上湯の小さな村の伝統的な日本の民家を、嗅覚や触覚や視覚の刺激によって、場所の記憶を体で感じ取れる空間に作り変えた。
織物の部屋/織物の部屋では、地元の風景や文化と現代の織物のデザインが一緒に織り込まれている。家で機織をしていた伝統的な女性の労働と、この地方の織物工業の長い歴史を思い起こさせる。
収穫の部屋/この地方の稲作の重要性に人々の思いを向けるため、部屋の床は一面、白い米粒で覆われている。
風景の部屋/この部屋は、4つの彫刻された壁によって構成されている。外装は、大量のわらでできている。このわらは、米を乾燥させるために柵に干す地域の習慣を思い起こさせる。
炭の部屋/この作品によって、地元農家の暮らしの主なエネルギー源としての炭火の役割や、雪と湿気の多い厳しい気候から家を守るため水分を補給するこの素材の素晴らしい価値に思いを馳せることになる。
作品番号 | Y036 |
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制作年 | 2003 |
時間 | 10:00〜17:30 |
料金 | 大人500円、小中学生250円 会期中パスポート提示無料 |
休館 | 芸術祭会期中は無休 |
エリア | 松之山 |
集落 | 上湯 |
マップコード | 790821346*25 |
場所 | 十日町市松之山湯本618(夢の家隣り) |