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青いビーズの花がブナ林一面を埋め尽くした。上段山と呼ばれるこのブナ林は、今は集落の人でもめったに足を踏み入れない場所。作家は初回のワークショップの際、部屋に入る前にきちんと正座して挨拶をする集落の人びとの姿に、「この集落なら最後までやっていける」と確信したという。当初2万本の制作を目指していたビーズの花は、集落の人びとの頑張りで目標をはるかに超え、全戸17軒、2年の作業でついに3万本が完成した。
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