人間は、自然に対する畏敬の念を忘れ、形而上的世界をつくることに邁進した。世界は人間の多くの可能性も犠牲にしたと考える。作家は「可能性を再発見する場」を林の中につくりだした。映画の美術監督として活躍する作家。寺の裏に広がる杉林が映画のワンシーンのような幻想的な空間に生まれ変わった。会期前、集落の人びとと竹を組むワークショップが企画されたが、悪天候のため、作家は自己紹介を兼ねて、制作に携わった映画「学校の怪談」の上映会を慈眼寺の本堂で開催した。小さな寺は素敵なミニシアターと化したという。
作品番号 | N023 |
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制作年 | 2006 |
エリア | 中里 |
集落 | 本屋敷 |
公開期間 | 終了 |