4歳から80歳におよぶ室野の70名ほどの人々とともに作家は、エネルギーを集め、そしてそれを来訪者と分かち合う公園を森に作った。山の魔術的な性格を強める場でもある。珠(第1の環)小さな丘の頂上に灌木にかくれて黒曜石の珠、磨かれた鏡がある。この鏡は魂のためのもの。覗き込む者に幸運を呼び寄せる不思議な力をもつ石。ベンチ(第2の環)室野の賢者の手によって設計され、刻まれた。村の思い出と経験を刻み込んだこのベンチは記憶の綴りともいうべきものである。見張り(第3の環)人間と大地の守り手は萌え出て包み込む植生に半ば隠れて観る者を保護する。銘板(第4の環)1家族にひとつの銘板。共同体のひとつの世代から次の世代へと連なってゆく一体性を獲得するためのシンボルをかたどった。我々が室野へ踏み入れる歩みの痕跡となるだろう。
作品番号 | D106 |
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制作年 | 2003 |
時間 | 日中 |
料金 | ー(期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 祝日を除く火水定休(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季 |
エリア | 松代 |
集落 | 室野 |
マップコード | 298082555*15 |
公開期間 | 2024/4/27-11/10(祝日を除く火水定休) |
場所 | 室野城山森林公園 |