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作家は地域で育まれた稲の藁を使って、農耕を知らない世代にも農文化を見直すきっかけをつくり、土地に還る作品を考えた。清津川の河原で目にする昔ながらの田んぼの先に藁のトンネルが現れる。中心へ向かってグルグルと渦を巻き、中心には小さな田んぼがつくってあり稲が元気に育つ。会期1年前、秋の稲刈から地域の協力を募り、藁は集落の人びとの手で編まれた。作家自身も、その中で農耕に関する多くを学んだという。
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