ある視点 十日町編

公開終了
Photo by ANZAÏ

作品情報

作品について

十日町市街の路地空間にあらかじめ白いサークルを描き、地元住民や来訪者とともに、チョークでらくがきをしていくワークショップ。らくがきの唯一のルールは「サークルの中から見えたモノ、感じたモノを描くこと」。ワークショップは、偶然通りかかった人たちなども巻き込みながら、12ヵ所、計23回に渡って行われた。住民や来訪者、アーティスト、そして3歳から90歳までの幅広い年齢の人々が参加し、それぞれの視点で捉えた十日町が、アスファルトの上に映し出されては消えていった。「らくがき」という誰もが参加しやすい要素を取り入れることで、数多くの個性的な視点に出会った。ワークショップの場で生まれた会話やふれあいが住民、来訪者、作家をつなぎ、これらの魅力的なコミュニケーションが奥行きのある記憶となって心に染み入っていったように思える。

作品情報

作品番号 T035
制作年 2003
エリア 十日町
集落 キナーレ
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