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シャッター音とともに、深い穴の底に映像が浮かぶ。次々と投影される四季の写真は作家が越後妻有を歩き回り、撮りためたもの。80枚の風景は、その暗い穴の底に立って見る者を引き込んでいく。穴を内包する三角形のトタン小屋の中は、作家自身が掘った地下空間となっている。側面は地層があらわになり、この地の年月を物語る。遙か昔に地表であったかもしれない土の表面。そこに妻有の今を写す映像が、かすかに揺れながら重なる。
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