1984年以降カバコフが繰り返し取り組んでいる代表作の一つ。頭上に張り巡らされた16本のロープに紙切れや木片など約100個のメモが付けられた「ゴミ」がぶら下がり、メモには自然、子供、健康、家事、愛などをめぐる様々な会話が書かれている。
「ライラックがきれいに咲いているわ! 家に持って帰りましょう」
「今夜出かけるところはあるかな? なにもかも退屈で、なにをしたらいいか分からない」
「もしスープを飲むなら温めるわ…手を洗っていらっしゃい」
「僕たち、とてもいい時間を過ごしたね。なぜ君は夜、来なかったの?」
「私のこと愛している? それならパンを買ってきて…」
「あなたももうすぐ去っていくのね。ほら、みんな行ってしまった」
これらの言葉は「個人のものであると同時に皆の言葉である」。カバコフはソ連時代に、自分が属している社会とそこで暮らす人々の人生を記憶するために、人々の声を記録しはじめた。本作は、日常の営み、感情、あらゆる人々の生を記憶したいという作家の思いを反映している。
作品番号 | T416 |
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制作年 | 2021 |
時間 | [~7/2, 11/11~]10:00-17:00(最終入館16:30) [7/13~11/10]9:30-18:00(最終入館17:30) ※うち7/13~9/30の土日祝、8/13-16は9:30-20:00 ※冬季は営業時間を短縮する可能性があります |
料金 | [MonET入館料 ~7/2, 11/10~] 常設展一般1,000円、小中500円 企画展(常設展示含む)一般1,200円、小中600円 [MonET入館料 7/13~11/10] 一般1,500円、小中800円 ※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売 |
休館 | 火水定休(火水曜が連続した祝日の場合は翌営業日を振休) ※2024/8/13, 14は開館 |
エリア | 十日町 |
集落 | MonET |
マップコード | 140181258*11 |
公開期間 | 通年公開(祝日を除く火水定休)※2024/8/13, 14は開館 |
場所 | 越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市本町6-1) |