クリスティアン・バスティアンス
1951 年、オランダ、アムステルダム生まれ。複雑で重層的なインスタレーションによって、社会構造を露わにするような作品を制作する。主に人間の身体、特に守る術を持た
ない身体をテーマに扱う。人間の身体に無限の含意や連想、特定の時間やあらゆる変容を内包させるのだ。そうして組み立てられた、植民地の身体、切り裂かれた身体、傷としての身体、殺戮機械としての身体、戦争や強制移住、グローバル市場といったテーマに紐づけられた物体としての身体が、私たちに訴えかける作品をつくりだす。