1971年ミラノ生まれ。2003年の第50回ベネチア・ビエンナーレにロバが小舟にポツンと立っている大きな写真作品を出展し、国際的に注目され、以後、ベルリン・ビエンナーレなど様々な国際展で活躍している。日本での発表は越後妻有が初めてとなる。彫刻、写真、パフォーマンス、インスタレーションなど作品の形態は様々であるが、動物や乗り物を普段ありえない状況に配置することでユーモアや唐突さを感じさせる作品を発表し続けている。日常の風景と、その中に調和しきれない作品のズレが置かれた場所に新しく多様な意味を生み出す、そうした装置としてのアートを提示し続けている。